「共同参画」2008年 9月号

「共同参画」2008年 9月号

共同参画データファイル 4

増加傾向にあるもののなお低い水準にある研究者に占める女性の割合 -平成20年版男女共同参画白書より- 内閣府男女共同参画局推進課

我が国における研究者に占める女性の割合は,平成4年に7.9%(女性研究者49.2千人、全体620.0千人)だったのが、平成19年3月現在では、12.4%(女性研究者108.5千人。全体874.7千人)となっており、緩やかに増加しつつある傾向にはあります(図1参照)。しかしながら、アメリカ(34.3%)、フランス(27.8%)、イギリス(26.0%)、ドイツ(19.2%)などの欧米の国々と比べると、我が国の女性研究者の割合はまだまだ低いものとなっています(図2参照)。

他方、高等教育段階の女性の割合は、大学の学部40.7%、大学院(修士課程)30.5%、大学院(博士課程)30.7%となっていることから、将来的に女性の研究者の比率が高くなる余地はあるといえます。

なお、女性研究者が少ない理由としては、出産・育児・介護等で研究の継続が難しいことや、女性を採用する受け入れ態勢が整備されていないこと、理工系に進む女性が少ないことなどが挙げられています。

図1

図2