「共同参画」2008年 8月号

「共同参画」2008年 8月号

連載/その2

仕事と生活の調和推進室だより4 内閣府仕事と生活の調和推進室

仕事と生活の調和の実現に向けて、取組を加速!

仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)については、昨年12月に政労使の合意の上で策定された「憲章」「行動指針」に基づき、これまで約半年の間、関係者の様々な取組が進められてきました。

このような官民が一体となった取組が効果を発揮するためにはスタートダッシュが重要であり、今回はそのための2つの取組についてご報告します。

1.仕事と生活の調和の実現に向け当面取り組むべき事項について

有識者と経済界・労働界などの代表からなる「仕事と生活の調和連携推進・評価部会」と「仕事と生活の調和関係省庁連携推進会議」の合同会議において、今年度の効果的な取組推進と平成21年度の新たな展開を視野に入れ、関係者が重点的に取り組んでいく事項を合意しました。

主な取組を紹介すると、

  1. 企業の取組の「見える化」を進めるための「一般事業主行動計画」の公表促進
  2. 企業向けに取組の具体的方法や意識改革の方法について助言するアドバイザーの養成
  3. 企業で責任と権限を持って推進する立場にある、いわばCWO(Chief Work Life Balance Ocer)の皆様が集まるネットワークの構築
  4. 男性の働き方を変えるため「パパ・クオータ制度」の検討などによる男性の育児休業取得の促進
  5. 既存の研究や企業の好事例を一体として提供するデータベースを構築
  6. 国家公務員が仕事と生活の調和のための取組を「隗より始める」

などについて、次年度予算要求への反映など、関係府省や経済団体・労働団体などの関係者が連携、協働しながら取り組んでいくこととしています。詳しくは、こちらをご覧下さい。

http://wwwa.cao.go.jp/wlb/government/top/toumen/index.html

2.『「カエル!ジャパン」キャンペーン』の展開について(参加登録とポスターの集中掲示)

仕事と生活の調和の実現に向けた国民運動「カエル!ジャパンキャンペーン」について、キャンペーンの趣旨に賛同し、仕事と生活の調和ポータルサイトで参加登録をいただいた企業・団体や個人の皆様方が、シンボルマークやキャッチフレーズ、チラシの版型などをダウンロードし、各自のPRツールとして活用いただくことができる仕組みを作りました。参加いただいた企業・団体については、ポータルサイト上で企業名も紹介させていただく予定です(個人の方や、公表を希望しない企業・団体は公表しません)。仕事と生活の調和に取り組んでいる方、これから取り組みたい方の積極的な参加をお待ちしております。

(キャンペーン参加登録 http://wwwa.cao.go.jp/wlb/change_jpn/download/dounyu.html

また、全国の主要都市の公共施設・鉄道駅などへのポスターの集中掲示を開始しました。7月23日からの1週間、東京メトロ各駅への掲示を始め、全国各地に「カエル!ジャパン」のポスターを掲示し、「カエル!ジャパン」のPRと、取組の輪を広げていきます。

あなたのまちの、「カエル!ジャパン」を見つけてみませんか?

  • 参加者の取組PR用マーク
    参加者の取組PR用マーク
  • ポスターのデザイン
    ポスターのデザイン