「共同参画」2008年 4・5月号

「共同参画」2008年 4・5月号

共同参画データファイル 1

「固定的性別役割分担意識」反対は過半数 内閣府男女共同参画局推進課

データファイルでは、主なデータを取り上げ、解説していきます。

内閣府の「男女共同参画社会に関する世論調査」(平成19年9月29日公表)によると、「夫(男)は仕事、妻(女)は家庭」という、いわゆる固定的性別役割分担に反対する人の割合が初めて過半数を超えました。

全国20歳以上の男女を対象に夫は外で働き、妻は家庭を守るべきか聞いたところ、昭和54年調査では賛成の割合が7割を超えていましたが、平成16年調査で初めて反対が賛成を上回り、今回調査では、反対は52.1%で、賛成44.8%となり、男女の役割分担を固定的に考える傾向に変化がみられることがわかりました。

今回の結果を男女別にみると、女性はこの考えに反対する人の方が半数を超えている(反対56.9%、賛成39.8%)のに対し、男性は逆にこの考え方に賛成する人の方がわずかながら半数を超える結果(賛成50.7%、反対46.2%)となっています。

また、年齢別にみると、この考えに賛成する人は60~69歳(賛成50.0%、反対37.7%)、70歳以上(賛成56.9%、反対37.3%)となっており、その他の年齢では反対と、世代による差が大きいことがわかりました。

固定的性別役割分担意識