女性首長大集合! -地域・子育て・男女共同参画-

皆様こんにちは。

横浜市の林でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

横浜市は今年開港150周年ということで、1859年に港を開きました。当時は、たった100戸の半農半漁の寒村ということだそうでございます。それから30年後に横浜市政が始まりまして、そのときの総人口が12万強だったということでございます。現在は、すべてのお住まいの方たちが367万人ということで、政令指定都市としては最大の人口を抱えております。

先ほどから立候補の経緯等お話がございましたけれども、私は、要請されて2日で返事をしろと言われまして、大変素直なので2日で返事をいたしました。主人は離婚をすると言っていましたけどね。手をついてお願いをいたしました。それから、社長業をやっていたんですが、自動車販売会社を退職いたしまして、その6日後に立候補という、物すごいスピードでございまして、先ほどどなたかがおっしゃっていましたけど、どうぞ、皆様も是非立候補してください。367万人の都市でも大丈夫でございます。

そして、9月1日に当選後登庁いたしまして、18の区がございます。その区長さんがずらっと並んでいらっしゃるんですね。そこで、皆さんをパッと初めて全く初対面でございます。あれっ、どこかで見たような人たちだと思ったんですね。私ダイエーの会長をやっていた時代がございます、スーパーマーケットでございます。何とスーパーマーケットの店長さんに雰囲気が非常によく似ているんです。ですから、登庁して、違和感が全くなかったんですね。それはなぜか考えますと、スーパーマーケットは皆さんもいらっしゃると思いますけれども、店長さんは店長室に入っているわけじゃないんです。フロアを走り回っております。「いらっしゃいませ」「いらっしゃいませ」。朝おばあちゃんが見えますとね。「おばあちゃま、きょうもようこそ。きょうは何をお買物ですか」なんて、地域の方と大変仲がいいんですね。区長さんも全くそのとおりなんです。横浜市の区は、1つが相当大きいですから、二十数万人区民の方がいらっしゃいますが、非常に関係が近い。

それから、皆さんも区役所に行かれるとわかりますけど、必ず窓口に行かれますよね。大体相手は1人でございます。つまり、一対一で向き合うお仕事なんです。まさに行政サービスは人がすべてということなので、私は小売業の経営職をずっとやってまいりました。自動車の販売は、ほとんど一対一の商売でございますので、そういう意味で全く違和感がなく、仙台市の奥山市長と一緒でございまして、余り違和感なくこの仕事に入れたということでございます。

なお私は、すみません、きょうは男性の方も多いので、こういう言い方はちょっと極端になるかもしれませんけれども、私は男性方を見ていますと、どうしても男性は戦う動物というか、私も今まで経営会議をやっていますと、1人の方が半分ぐらい発言すると、頭の半分で反論を考えているという、わりと共感力に乏しいのかなという感じがいたしました。私はずっと現場を100日歩きましたけれども、例えば保育園にお伺いします。それから、地域ケアプラザという御老人の介護をするための場所ですね。それから、様々な地域のネットワークをつくるためのものがそういったものがございますけれども、行ってお話をすると、大概の方は涙ぐむんですね。私も涙ぐんでしまいます。市長が泣いていちゃ絵になりませんけれども、そういう何か優しい共感力みたいなものがすごく働く。だから、これが私は今の行政には必要だと思います。なぜならば、生まれてから人が亡くなるまで、すべての生活の支援が行政です。ですから、国は法律をつくっていただいて、議員さんに頑張っていただいております。しかし、私たちは、この時間も毎日暮らしている市民の皆様のためにすべてを捧げる仕事だと思っておりますので、そういう志で私もやらせていただいております。

今は、一人だけで仕事ができません。ネットワーキングですから、例えば子育てについても、地域で、みんなで地域住民の方と、それから、ボランティアの方、NPOの方、一緒になってやらなければいけない時代だと思います。

最後に1つ。私は新しい副市長をこの間3人選任いたしましたけれども、その中で42歳の方が経済産業省御出身でございまして、この方は経産省で初めて男性で1年間育児休暇を取ったという勇気ある方でございまして、この方を新副市長に選任いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。