女性首長大集合! -地域・子育て・男女共同参画-

皆さんこんにちは。

兵庫県の宝塚から参りました。宝塚と申しますと、御存じない方は手を挙げていただきたいと思います。でも、私は舞台に立っていたわけではございません。一市民として暮らしておりましたが、宝塚のイメージは、本当にきれいだし、花と緑のまちという感じだったんですが。しかし、二代続けて市長は汚職で逮捕、お辞めになりました。前々市長はパチンコ屋さんから車などをもらいまして、お辞めになりました。この間までの市長さんは、ごみ問題のところからお金をたくさんいただきまして、逮捕されて、拘置所の中で辞表を出して辞職されました。こんなふうに、美しいまち宝塚が汚職でまみれてしまった。女性だということになりまして、私は市政54年目にしての初めての女性市長になりました。

その前は何をしておりましたかといいますと、いろいろやっておりましたが、衆議院議員もやったりしていたんですけれども、会社をつくって経営者もやっておりました、お母さんもやっておりました、妻もやっておりました、何だかんだいろいろなこと、学校給食の運動とかもやっておりました。しかし、皆さん、市長はおもしろい!私、市長だけはなりたくないと思っていたんですね。なってみたら、先ほどのお話にもありましたが、市民の皆さんと共感できるんです。本当にいろいろなものが共感できる。毎日の暮らしそのものに対して共感して、心響かせて、元気をもらって、まちを変えていくことができるんです。議員より市長です。首長。私、本当にまだ8か月しかやってないから。しかし、与党なんて数人です。でも、12月議会では、児童扶養手当相当の父子家庭支援もやりました。お金がない、お金がない、お金がないと職員に言われつつ、金庫を見てください。アラ、空っぽと言いながら。まあ、だけど、父子家庭支援手当もできましたけれど、地方は本当に今お金がない。ですから、政権交代やった限りは、希望を失望に変えてもらいたくないということをこの場ではっきり申し上げたいと思います。(拍手)

本当に現金給付は国でやるべきです。そして、サービスは地方でしっかり任せてください。でも、お金ちょうだい。でないと、お金がなくて何ができるんですか。何でも、何分の1は国、県、そして、市町村。子ども手当だって、何だかもう。本当にサービスを必要な人たちの暮らしがわかっているのは地方です。ですから、サービスは地方に任せていただきたい。

それと、一番大事なこと。皆さん、平和市長会議に入ってください。私がなぜしんどいだろうという市長になろうかと思ったのは、平和のために一番頑張れるのは女性です。平和のために頑張るために女性を増やさなければいけない。決定の場に。皆さん、平和市長会議3,300のうち、日本で入っているのはまだまだ300余り。世界で入っています。平和市長の会議は、女性がまずきょうのこの日をスタートに、きょうここに並んでいらっしゃる皆様入っていただきたい。

そして、政府は是非とも広島・長崎でオリンピックをやることを後押ししてください。被爆地でやりましょう。ありがとうございました。