女性首長大集合! -地域・子育て・男女共同参画-

皆様こんにちは。

本日、この席に参加できますことを大変光栄に思っております。私は千葉県白井市から参りました。「白井(しろい)市」と皆さんには読んでいただけなくて、どこに行っても「白井(しらい)市」と呼ばれてしまいますけれども、是非、今日ここへお集まりの方は白井市というのを覚えていただきたいと思います。

私は、昨年の12月から市長を務めておりますけれども、千葉県は皆さん御存じの堂本知事が2期知事をお務めになりました。今は千葉県の中では、私は初めての女性市長ということですけれども、千葉県と言いますと、先日、新聞紙上で、私が住んでいる隣の印西市から選出されている県議が県議会で「男女混合名簿を廃止すべきである」というようなことを発言されたということで、ちょっと危機感を感じているところです。

少し白井市の紹介をさせていただきます。白井市は、千葉県の北西部に位置しておりまして、都心から30キロ、新橋まで約50分の距離にあります。しかし、非常に緑が豊かで、千葉県内では、梨の産出が一番多い。大変おいしい梨を産み出す地域でございます。千葉ニュータウンの一角を占めておりまして、都市と自然の調和がとれた生活都市として、とても住みやすいまちでございます。人口は6万人、団塊の世代が多い地域でございますが、最近はまた子育て世代が急増している。皆さんのお手元のチラシを見ていただければわかるんですけれども、平成16年と平成21年のピークが大変に違っている、30代と5歳以下のところに大きなピークが生まれていることがございます。合計特殊出生率16年時点で1.11%。ところが20年には、平均の1.37%にまで上がってしまったと。平成19年の人口増加率全国3位という地域でございます。

そんな状況で、今大変なことが起こっておりまして。保育園が足りない、幼稚園が足りない。小学校は増築までしておりまして、そのための費用、そして、その支援策は非常に求められているという地域です。今何をしたらいいのかということで、とにかく保育士の確保を今しておりまして、任期付で正規の職員を認めようということで、2年間で1億円の財源を充てて進めているところでございますが、待機児童33人というところです。「安心こども基金」国の施策でございますけれども、それを活用して、23年には民間の保育園ですが、2園を開園する予定で計画をしておりまして、新規に120人の受け入れを確保するという予定でございます。核家族が非常に多いんです。その中で、ソフト事業としては、「ママヘルプサービス」「ファミリーサポートセンター」、それから、22年からは「家庭的保育事業」を開始する予定でございます。

男女共同参画につきましては、今、白井市は農業も盛んなところでございますので、その地域に合った事業も進めていきます。これからは、自分たちのまちは自分たちで決めて、市民自治のまちづくりを進めて、とにかくみんなにとって安心して住み続けられる生き生きと未来に希望の持てるまちを目指しているところです。

どうも、御静聴ありがとうございました。