女性首長大集合! -地域・子育て・男女共同参画-

北の大地北海道からやって参りました高橋と申します。

知事会には今3人女性知事がおりまして、今日は、私と山形県の知事さんと2人出席しておりますので、66%、3分の2の出席率、すばらしい出席率だと思っております。

福島大臣の御発案により、日本で初めてのこういった全国の首長が集合する会合を開いていただきましたことを大変うれしく思っているところでございます。

4分ということでありますので、私からも早速北海道の取り組みなどについて御説明を申し上げたいと思います。

まずは、消費者行政でありますが、これは何としても重要な分野であります。多様化する、複雑化する様々な消費者問題に対して、国も画期的な法改正をされました。そして、それに沿う形で我々地域も、悪質化する様々な事案に対処するために、国からいただいた基金を活用しながら、様々な相談員の研修・育成、そういったことを含めて、今、条例の改正もやっているところでありまして、これからもしっかり対処をして参りたいと思っております。

それから、2番目が少子化対策であります。北海道へお越しいただいた方もいらっしゃると思いますが、大変環境のいいところであります。しかし、残念ながら、北海道の少子化の状況は、全国でも2、3番目を競うぐらいに大変、ワーストツーとかスリーとか、厳しい状況にあるところでございます。これは、私どもの分析でいろいろな要因があるのですが、その中の1つ大きな要因が、我々北海道は開拓の歴史を持っております。大変短い期間に、他の都府県から人々がお入りになって開拓を進めて、そして、独立をして、さらにフロンティアを広げていくという、そういう道民気質がありまして、結果として、核家族化が進んでいるのですね。3世代同居が、東北などとの比較において大変低いのです。子育てといいますと、おじいちゃん、おばあちゃんにいろいろ面倒を見て欲しいのに、同居しておられないというようなことも大変大きな環境ではないかと私どもは分析をいたしまして、地域ぐるみで子育ての支援をしよう、そういったグループを作っていこうということで、市町村単位、あるいは北海道全体でも、地域ぐるみ子育て支援のグループ作りということをいたしております。これを私どもは勝手にネーミングしたのですが、「北海道すきやき隊」「せわずき・せわやき隊」と言っております。こういったものを全道180ぐらい市町村がありますけれども、それぞれに作っていただくという努力をさせていただいております。

それから、3つ目、男女共同参画であります。北海道は、御覧のとおり知事も女性、それから、教育委員会の委員長さんも女性、公安委員会の委員長も女性であります。そこだけ見ると、女性の進出が大変大きいようでありますが、ただ、実際上は、やはり社会への進出、女性の割合が少ないかなというのが私の見立てでございます。今日のこういった会合も一つのきっかけといたしまして、北海道における女性・男性共に、この北海道の明日づくりということにこれからも頑張ってまいりたいと思います。

これからも、福島大臣のいろいろな御指導を心からお願いを申し上げます。

御静聴ありがとうございました。