- 日時: 平成18年2月1日(水)
- 場所: 内閣府3階特別会議室
(開催要旨)
- 出席者
- 会長
- 岩男 壽美子 武蔵工業大学教授、慶應義塾大学名誉教授
- 会長代理
- 鹿嶋 敬 実践女子大学教授
- 委員
- 大橋 光博 西京銀行頭取
- 同
- 久保 公子 財団法人市川房枝記念会事務局長
- 同
- 河野 真理子 株式会社キャリアネットワーク代表取締役会長
- 同
- 五條 満義 東京農業大学助教授
- 同
- 坂本 純子 特定非営利活動法人新座子育てネットワーク代表理事
- 同
- 桜井 陽子 財団法人横浜市男女共同参画推進協会事業本部長
- 同
- 住田 裕子 弁護士、獨協大学特任教授
- 同
- 高橋 紘士 立教大学教授
- 同
- 辻村 みよ子 東北大学大学院教授
- 同
- 寺尾 美子 東京大学教授
- 同
- 平野 治生 財団法人日本広報センター理事長
- 同
- 室伏 きみ子 お茶の水女子大学教授
(議事次第)
- 開会
- 議題
- (1)男女共同参画基本計画(第2次)について
- (2)審議会等における女性委員の割合の新たな目標設定について
- (3)女性の再チャレンジ支援プランについて
- (4)その他
- 閉会
(配布資料)
- 資料1-1
-
男女共同参画基本計画(第2次)のポイント [PDF形式:41KB]
- 資料1-2
-
男女共同参画基本計画(第2次)(概要) [PDF形式:190KB]
- 資料1-3
- 男女共同参画基本計画(第2次)
- 参考
-
[ジェンダー・フリーについて」(平成18年1月31日付け事務連絡) [PDF形式:226KB]
- 資料2-1
-
国の審議会等における女性委員割合の目標について [PDF形式:3610KB]
- 資料2-2
-
新たな目標設定に関する検討事項 [PDF形式:147KB]
- 資料3-1
-
女性の再チャレンジ支援プラン(概要) [PDF形式:53KB]
- 資料3-2
-
女性の再チャレンジ支援プラン [PDF形式:43KB]
- 資料4
-
GEMの試算 [PDF形式:604KB]
- 資料5
-
男女共同参画に関する調査(平成15年6月経済産業省)
男女共同参画研究会報告「女性の活躍と企業業績」(経済産業省ホームページにリンク)
(概要)
- 男女共同参画基本計画(第2次)の概要について事務局より説明が行われた。
- 国の審議会等における女性委員割合の目標について事務局から説明があった後、自由討議が行われた。
- 住田委員
- 新しい目標値の設定については、数字の根拠が必要になる。諸外国における女性委員の割合が分かれば、それを根拠することが可能。諸外国が40%を達成しているというなら、40%を目標にしてもおかしくない。国際的な流れに合わせるという提案をしたい。私は本委員より専門委員の方が大事だと思う。特に自然科学系の分野においては、女性研究者は頑張っていてもなかなか処遇されないという問題がある。審議会委員における目標ができれば、もっと女性研究者を処遇しようということになるのではないか。
- 鹿嶋委員
- 本委員4割を長期目標として「2020年・40%」を目指してはどうか。専門委員については、現状を考えると4割は難しい。具体的な目標値は示さず、現状の数値を示した上で、より高めるよう努力するとするのが妥当ではないか。数値目標を設定する場合、数字の根拠は難しい。
- 辻村委員
- ナイロビ将来戦略勧告の30%は根拠がある。現状を見ると厳しいかもしれないが、2020年までに指導的地位に女性が占める割合を30%にするという考え方を専門委員に適用すればよいのではないか。
- 住田委員
- 長期的な目標としては2020年までに30%だろう。しかし、短期的な目標も作った方がよい。総合科学技術会議のように分野ごとに分けて目標を立ててはどうか。
- 岩男会長
- 研究者の採用に関しては可能かもしれないが、専門委員の登用目標として5年間で総合科学技術会議が掲げる数値は難しいと思う。2020年までに30%という目標でよいのではないか。
- 大橋委員
- この専門調査会の場でブレーキをかけるべきではない。我々は大胆な議論をすべきだ。
- 岩男会長
- 専門委員になるのに資格は必要なのか。女性の場合、非常勤講師等で業績を上げている方もいる。そういう方を登用するなど、委員候補の対象範囲を広げることについて提言できないか。
- 辻村委員
- 専門委員では兼職制限がないため、女性委員名簿を見ると兼職の方が多い。兼職を制限するなど新しい人材を発掘するための方法を探す必要がある。対象者の範囲を広げてみることが必要。
- 河野委員
- 専門委員になるにはどのくらいの経験が必要なのか。役職の経験がなければ委員になれないということであれば、数値目標の設定は難しいと思う。しかし、若くて役職の経験がなくても委員になれるという形にすれば、女性の登用も進むと思う。
- 鹿嶋委員
- 以前、ある役所の局長に、女性委員になぜ肩書きを求めるのかということを聞いたことがある。すると、審議会に参加する男性委員は肩書きを持った人、マスコミへの露出度が高い人などばかりなので、女性で肩書きのない人が委員になると怖じ気づいてしまうということだった。本委員については、「2020年・40%」でよいが、専門委員については、2020年であっても数値目標を何%に設定するかということは難しい。
- 女性の再チャレンジ支援プランの概要について事務局より説明が行われた。
- GEMの試算について事務局より説明が行われた。
- 男女共同参画に関する調査(平成15年6月経済産業省)について事務局より説明が行われた。
(以上)