「女性自治会長情報交換会」開催について

現在、全国で約23万ある自治会の会長職に占める女性の割合は、わずか5.4%に過ぎません(内閣府「平成29年度 女性の政策・方針決定参画状況調べ」)。内閣府は、自治会・町内会等の地域活動における男女共同参画を推進するための実践的取組として、地域をまたいだ女性自治会長同士の横のつながりの構築と、他の地域の取組を知って参考とすることによる今後の地域活動の充実を図っていただくことを目的として、去る平成30年11月14日に「女性自治会長情報交換会」を開催いたしました。

当日の会場は、北は北海道から、南は沖縄県(西表島)まで、全国各地から自治会・町内会等の会長職等として活躍している約40名の女性が一堂に会すという非常に貴重な場となりました。講師に立教大学大学院の萩原なつ子教授、ファシリテーターに古瀬ワークショップデザイン事務所の古瀬正也氏をお迎えし、和やかな雰囲気の中、取組事例発表や萩原教授の講演、少人数に分かれてのワールド・カフェ方式の話し合いが行われました。

少人数に分かれての話し合いでは、自分が会長になって工夫したことの紹介や、どうしたら自治会活動により女性が関わっていけるようになるかの問いを通じ、お互いの理解が進み、また今後の取組への気付きを得ていただけるようにしました。また、途中で話し合いのメンバーの組合せを替えて、参加者がより多くの方と話し合いを持つことができるようにしました。各グループ、とても熱心に、そして楽しそうに話し合っていました。

会議は大盛況のうちに終了し、男性が圧倒的な割合を占める中で会長職を務めている現況において、このような場が強く求められているということを感じました。

最後に、ご多忙の中参加された方々に心からお礼を申し上げますと共に、今後の益々のご活躍を祈念いたします。