令和3(2021)年6月2日(水)夜、世界経済フォーラム(World Economic Forum:WEF)主催のThe Jobs Reset Summit(JRS)のセッションに、丸川大臣がテレビ会議形式にて登壇しました。
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日程
- 令和3(2021)年6月2日(水) 21:00-22:00
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場所
- テレビ会議形式
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テーマ
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ニューエコノミーにおけるジェンダー平等の加速
(Accelerating Gender Parity in the New Economy)
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ニューエコノミーにおけるジェンダー平等の加速
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本会合の概要
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JRSは、世界で影響力のあるリーダーが、経済成長、仕事、教育・スキル、公平性の4つのテーマについて、議論を行う場です。
今回で2回目となるこの会合は、コロナという不確実な状況かつ重大な岐路において経済を再構築するための重要な分野を取り上げて議論を行いました。
丸川大臣は、「ニューエコノミーにおけるジェンダー平等の加速」をテーマにしたセッションに登壇し、コロナ下における日本の取組を紹介するとともに、ポスト・コロナにおけるジェンダー平等をどのように促進するかについて、各国の閣僚や著名企業のCEO等と意見交換を行いました。
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丸川大臣の発言要旨
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・我が国では、ジェンダーの視点からのコロナに対する様々な課題への対応を検討するため、コロナ下の女性への影響と課題に関する研究会を立ち上げました。
・日本では、共働き世帯が全世帯の7割弱を占める一方、ジェンダーステレオタイプが未だに根強く、一斉休校により多くの母親が子供の世話のため仕事を休んだり辞めたりせざるを得なくなりました。そのため、昨年4月の一斉休校時には、女性の雇用者数は、男性の減少幅の2倍にあたる約70万人減少しました。
・また、男性のケアワークへの参画に関して、そもそも日本の多くの男性は、長時間労働で自宅にいる時間が少ないこともあり、ケアワークに参画していません。コロナを契機として、外出自粛や在宅ワークが進められる中で、男性も自宅にいる時間が増えました。夫婦の家事・育児の役割分担が変化したとの世帯も少なからずありました。この状況を前向きに捉え、我が国にいまだ根強いジェンダーステレオタイプを変え、男性のケアワークへの参画を進める大きなチャンスにしていく必要があります。
・日本は、昨年12月に、ジェンダー平等のための新たな国内計画を策定しました。ジェンダー平等は、日本国政府の重要かつ揺るぎない、確固たる方針です。今後も、ジェンダー平等の実現に向けて全力を尽くしてまいります。
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会合の様子
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オンライン会議に参加する丸川大臣 -
オンライン会議で発言する丸川大臣 -
世界各国のリーダーと意見交換を行う丸川大臣
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