ESCAPハイレベル政府間会合について
- 開催期間:平成16年9月7日(火)~10日(金)
- 開催場所:国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)本部(タイ王国バンコク)
- 開催趣旨:1995年北京で開催された第4回世界女性会議において採択された「北京行動綱領」及び2000年米国ニューヨーク国連本部で開催された国連特別総会「女性2000年会議」成果文書のアジア太平洋地域における実施状況のレビューを行い、その報告を以って、2005年2~3月に米国ニューヨーク国連本部で開催予定の第49回CSW(国連婦人の地位委員会、通称「北京+10」)に貢献することを目的とする。
- 出席者:47の国及び地域、17の国際機関・組織、NGO等の代表
- 日本政府代表団の構成 目黒依子代表団長(国連婦人の地位委員会日本代表)、内閣府、外務省(含む在タイ大)、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、JICA、JBIC、NGO代表の計14名
- 会合の成果
- (1)本会合の討議を取りまとめた報告書が合意採択された。同報告書の「4.ジェンダー平等達成のためのアプローチ」の中核は、「バンコク・コミュニケ」 [PDF形式:26KB]
の形式で取りまとめられており、この中でアジア太平洋地域の全ての国が北京行動綱領を再確認することを宣言している。
- (2)我が国代表によるステートメント [PDF形式:26KB]
では、北京行動綱領実施のために取られた過去10年間の努力の例として、日本政府の制度・機構整備、主な法的・行政的措置、「途上国の女性支援(WID)イニシアティブ」等に基づいて行われた国際協力等に関する国内外の取組を紹介した。
- (3)我が国の目黒代表がラポルトゥールに選出され、本会合の報告書の作成及び採択に主 要な役割を果たし、そのリーダーシップを各国及びESCAP事務局より高く評価された。
- (4)日本政府代表団顧問として我が国NGOから1名(国連NGO国内婦人委員会副委員長)の参加を得るとともに、会合期間中に我が国NGOに対してブリーフィングを行う等、NGOとの緊密な連絡に努めた。