- 内閣府男女共同参画局
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第51回国連婦人の地位委員会が平成19年2月26日から3月9日まで国連本部(ニューヨーク)で開催され、目黒依子日本代表をはじめ関係各省庁等から計20名が出席した。
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会議では、我が国も含む各国代表や国連機関、NGO代表等によるステートメントの発表、「女児に対するあらゆる形態の差別及び暴力の撤廃」をテーマとしたハイレベル円卓会合、対話型専門家パネルや、「ジェンダー平等の達成における男性及び男児の役割」合意結論(第48回国連婦人の地位委員会合意結論)の実施進捗状況の評価に関する対話型専門家パネル討議、合意結論、決議等についての討議等が行われ、女児が「児童」や「青年」というカテゴリーで一括りにされがちである不可視な存在として十分な対策がとられてこなかった現状が改めて認識され、女児固有のニーズの分析、関連統計の必要性とその整備等についての議論が深められた。
目黒日本代表は2月28日にステートメント(英語 [PDF形式:15KB]
/仮訳 [PDF形式:18KB]
)を発表した。ステートメントでは、国境を越えたパートナーシップの好事例として、平成18年6月-7月に我が国が主催した「東アジア男女共同参画担当大臣会合」の成果を紹介した。また、今次会議の優先テーマである「女児に対するあらゆる形態の差別及び暴力の撤廃」に関し、国内的、国際的取組、国際協力の進捗状況を紹介したほか、第2次男女共同参画基本計画では暴力の発生を未然に防ぐため「予防啓発プログラムの作成・実施」が新たに加えられたこと等を述べた。
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また、決議、合意結論等に関する協議が行われ、会議の主な成果として、以下の決議及び合意結論等が採択された。
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今回の委員会の主な成果として、以下の合意結論及び決議が採択された。
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決議
- ア)「女性・女児とHIV/AIDS」
- イ)「パレスチナ女性の状況及びその支援」
- ウ)「女性性器切除(FGM)」
- エ)「強制結婚」
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合意結論
女児に対するあらゆる形態の差別及び暴力の撤廃(英語 [PDF形式:158KB]/仮訳 [PDF形式:66KB]
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