2022年9月7日(水)、APEC「女性と経済フォーラム」が対面及びテレビ会議のハイブリッド形式で開催されました。日本からは、小倉將信女性活躍担当大臣・内閣府特命担当大臣(男女共同参画)がタイ(バンコク)にて登壇しました。
本年の会合では、「女性の経済的自立の確立(Ensuring Women’s Economic Empowerment)」がテーマとして取り上げられ、ハイレベル政策対話において小倉大臣からは、以下のとおり発信しました。
- ロシアによるウクライナへの侵略により、女性や子どもを始め、多くの民間人に被害が及んでいる。APECが目指す、開かれた、ダイナミックで、強靭かつ平和なアジア・太平洋共同体に反するものであり、速やかに撤退するよう強く求める。
- 男女共同参画社会の実現・女性活躍の推進は我が国の確固たる方針であり、「女性の経済的自立」は岸田内閣の主要政策である「新しい資本主義」の中核である。
- 今回の新型コロナウイルス感染症拡大によって、女性の雇用・就業は多大な影響を受けている。他方で、デジタル分野のような需要が高くなっている分野もあり、労働移動を進めることが重要。
- 今年4月に取りまとめた「女性デジタル人材育成プラン」に基づき、デジタルスキル向上とデジタル分野への就業支援に取り組むとともに、教育段階からの取組として、女子学生・女子児童のSTEM分野への進路選択に関する理解促進等を進める。
このフォーラムの成果として、議長のタイから声明が発出されました。
「APEC女性と経済フォーラム議長声明」(英語)
「APEC女性と経済フォーラム議長声明」(仮訳)
会合後、豪州、カナダ、韓国、ニュージーランド、米国とともに、ロシアによるウクライナ侵略を非難する共同プレスリリースを発出しました。
APEC女性と経済フォーラム会合に際しての共同プレスリリース(英語)
APEC女性と経済フォーラム会合に際しての共同プレスリリース(仮訳)
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⼥性と経済に関するハイレベル政策対話の様子
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各エコノミーの代表
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小倉大臣とタイのクライルーク大臣の会談の様子
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小倉大臣とシンガポールのサン大臣の会談の様子
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シーカーアジア財団視察の様子
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UN Womenにおける意見交換の様子
(参考)