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第1節 就業
○就業率は、近年男女ともに上昇傾向。令和5(2023)年は、15~64歳の女性は73.3%、25~44歳の女性は80.8%、15~64歳の男性は84.3%。
2-2図 女性の年齢階級別正規雇用比率(令和5(2023)年)
○女性の年齢階級別正規雇用比率は25~29歳の59.1%をピークに低下(L字カーブ)。
○男女間賃金格差を国際比較すると、男性のフルタイム労働者の賃金の中央値を100とした場合の女性のフルタイム労働者の賃金の中央値は、OECD諸国の平均値が88.4であるが、我が国は78.7であり、我が国の男女間賃金格差は国際的にみて大きい状況にあることが分かる。
○一般労働者における男女の所定内給与の格差は、長期的にみると縮小傾向にあるが、依然として大きい。
○令和5(2023)年の男性一般労働者の給与水準を100としたときの女性一般労働者の給与水準は74.8で、前年に比べ0.9ポイント減少。
○また、一般労働者のうち、正社員・正職員の男女の所定内給与額をみると、男性の給与水準を100としたときの女性の給与水準は77.5となり、前年に比べ0.7ポイント減少。
2-5図 所定内給与額(雇用形態別・年齢階級別)(令和5(2023)年)
○男女の所定内給与の格差を雇用形態別にみると、男性の割合が大きい正社員と女性の割合が大きい非正社員の間の差が大きい。
○また、男女の所定内給与の格差を年齢階級別にみると、同じ雇用形態でも男女間に給与差があり、その差は年齢とともに拡大する傾向がある。