第8分野 防災・復興、環境問題における男女共同参画の推進

本編 > 2 > 第1部 > II > 第8分野 > 第4節 男女共同参画の視点に立った気候変動問題等の環境問題の取組の推進

第4節 男女共同参画の視点に立った気候変動問題等の環境問題の取組の推進

1 環境省は、中央環境審議会の委員の半数を女性とするなど、審議会等における女性委員の登用を進めている。具体的には、中央環境審議会では、女性の会長が選出されるとともに、同審議会に置かれ気候変動問題等を所掌とする地球環境部会において構成委員の約半数を女性委員とし、政策・方針決定過程への女性の参画拡大を図っている。【経済産業省、環境省】

2 環境省は、環境問題に関する施策の企画立案・実施に当たり、男女別のデータを把握し、女性と男性に与える影響の違いなどに配慮して、取り組んでいる。令和4(2022)年度においては、ナッジ等の行動科学の知見を活用して温室効果ガス排出削減、熱中症対策、防災対策及び生物多様性保全等に資する意識変革や行動変容を促す実証実験を実施する際に、対象者の性別等の属性情報の収集を行った。今後、当該情報の解析を通じて、施策の効果の個人差及び普遍性の解明並びに一人一人に合った働きかけの開発等に役立てることとしている。【環境省】

3 ジェンダー平等や女性のエンパワーメントの視点に立った環境問題を含む様々な地球規模の課題を自分事としてとらえ主体的に解決しようとする「持続可能な開発のための教育(ESD:Education for Sustainable Development)」を推進した。【文部科学省、環境省】