第2節 地方公共団体の政策・方針決定過程への女性の参画

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第2節 地方公共団体の政策・方針決定過程への女性の参画

(都市部で高い地方議会における女性議員の割合)

都道府県議会,市議会,町村議会及び特別区議会の議員に占める女性の割合を見ると,令和2(2020)年12月末現在,女性の割合が最も高い特別区議会で30.2%,政令指定都市の市議会は20.4 %, 市議会全体は16.2%,都道府県議会は11.5%,町村議会は11.3%となっており,都市部で高く郡部で低い傾向にある(I-1-6図)。

I-1-6図 地方議会における女性議員の割合の推移別ウインドウで開きます
I-1-6図 地方議会における女性議員の割合の推移

I-1-6図[CSV形式:2KB]CSVファイル

また,令和2(2020)年12月末現在,全ての都道府県議会に女性議員がいる一方で,市区議会の3.7%,町村議会の29.0%ではいまだに女性議員がゼロとなっている。

(地方公務員採用者に占める女性の割合)

令和元(2019)年度の地方公務員採用試験採用者に占める女性の割合は,都道府県では, 全体で36.6%, うち大学卒業程度で33.6%, 政令指定都市では, 全体で44.2%,うち大学卒業程度で40.1%であり,都道府県より政令指定都市で高い水準となっている。長期的な推移を見ると,都道府県の大学卒業程度において上昇傾向にあり,平成28(2016)年度以降30%を超えている。(I-1-7図)。

I-1-7図 地方公務員採用者に占める女性の割合の推移別ウインドウで開きます
I-1-7図 地方公務員採用者に占める女性の割合の推移

I-1-7図[CSV形式:1KB]CSVファイル

(女性地方公務員の登用状況)

本庁課長相当職以上に占める女性地方公務員の割合は,令和2(2020)年4月現在,都道府県で11.1%,市区町村で15.8%(うち,政令指定都市では15.3%)となっている(I-1-8図)。役職段階別に見ると,令和2(2020)年の本庁係長相当職,本庁課長補佐相当職,本庁課長相当職,本庁部局長・次長相当職に占める女性の割合は,都道府県で22.6%,20.4%,12.2%,7.0%,市区町村で35.0%,29.2%,17.8%,10.1%(うち,政令指定都市では26.5%,22.6%,16.9%,10.8%)となっている(I-1-9図)。

I-1-8図 地方公務員課長相当職以上に占める女性の割合の推移別ウインドウで開きます
I-1-8図 地方公務員課長相当職以上に占める女性の割合の推移

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I-1-9図 役職段階別地方公務員の女性の割合別ウインドウで開きます
I-1-9図 役職段階別地方公務員の女性の割合

I-1-9図[CSV形式:1KB]CSVファイル