第3節 男女共同参画に関する男性の理解の促進

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第3節 男女共同参画に関する男性の理解の促進

内閣府では,平成29(2017)年度より,主に子育て世代の男性の家事・育児等の中でも料理への参画を目的とした「“おとう飯”始めよう」キャンペーンを実施している。簡単で手間を掛けず,多少見た目が悪くても美味しい料理を“おとう飯”と命名し,イベントの開催や祝日や季節に応じた料理機会の提案,令和元(2019)年9月から本キャンペーンの新たな試みとして,男性の料理参加を促進する「気づき」と「あるある」をコンパクトにまとめた「おとう飯語録」を,おとう飯大使のSNSや当局ホームページで公開することにより啓発を行っている。

また,内閣府が,平成29(2017)年度に,各都道府県及び市町村の協力を得て収集・整理した,「地域における男性の家事・育児等の参画促進に係る取組の好事例」の中から,他の地方公共団体においても活用・展開が可能な先進的な取組事例を内閣府ホームページに掲載し周知を図ることにより,他の地域への優良な取組の展開を図った。

加えて,配偶者の出産直後の男性の休暇取得を促すことにより,男性の家事・育児への参画・意識改革を進める「さんきゅうパパプロジェクト」(令和2(2020)年に男性の配偶者の出産直後の休暇取得率80%が目標)について,妊娠・出産・子育てに際して,男性ができることを考えるきっかけとなるようハンドブック「さんきゅうパパ準備BOOK」を活用した啓発活動を推進した他,動画「そうなの?さんきゅうパパ」の作成や「子育て応援コンソーシアム」第5回会合において,NHK番組「おかあさんといっしょ」の体操のお兄さんとして,平成17(2005)年から平成31(2019)年まで,歴代最長期間を務めた小林よしひさ氏を「さんきゅうパパプロジェクト」広報大使に任命する等,大規模キャンペーンを実施した。