本編 > I > 第2章 > 第2節 企業における女性の参画
第2節 企業における女性の参画
(役員・管理職に占める女性の割合)
常用労働者100人以上を雇用する企業の労働者のうち役職者に占める女性の割合を役職別に見ると,近年上昇傾向にあるが,上位の役職ほど女性の割合が低く,平成30(2018)年は,係長級18.3%,課長級11.2%,部長級6.6%となっている(I-2-12図)。
また,上場企業の役員に占める女性の割合を見ると,近年上昇傾向にあり,平成30(2018)年は4.1%と前年に比べて0.4%ポイント上昇した(I-2-13図)。
就業者に占める女性の割合は,平成30(2018)年は44.2%であり諸外国と比較して大きな差はなく,欧米諸国よりは数%ポイント低いが,アジア諸国の中では比較的高い。しかしながら,管理的職業従事者に占める女性の割合について見ると,平成30(2018)年は14.9%であり,前年の13.2%から1.7%ポイント上昇しており,5年前の平成25(2013)年の11.2%と比較して,近年着実に上昇しているものの,諸外国と比べると依然として際立って低い水準となっている(I-2-14図)。
I-2-14図 就業者及び管理的職業従事者に占める女性の割合(国際比較)
(起業家に占める女性の割合の推移)
起業家に占める女性の割合を見ると,近年は低下傾向にあったものの,平成29(2017)年は34.2%と前回調査に比べ3.9%ポイント上昇した(I-2-15図)。