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第13章 男女共同参画に関する国際的な協調及び貢献
- 男女共同参画推進連携会議企画委員会主催による情報・意見交換会として,2017(平成29)年5月に,グローバルな視点から見た日本における女性のエンパワーメントの現状と課題及び第61回国連女性の地位委員会(CSW)等に関しての「聞く会」を開催した。また,同年12月には,G7男女共同参画大臣会合及び女子差別撤廃委員会の最終見解へのフォローアップ等に関する「聞く会」を開催した。さらに,2018(平成30)年2月には,第62回CSW等についての「聞く会」を開催した。
- 「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に掲げられた持続可能な開発目標(SDGs)に係る施策を総合的かつ効果的に推進するため,2016(平成28)年5月に,内閣総理大臣を本部長とし,全閣僚を構成員とするSDGs推進本部を設置し,2017(平成29)年12月には,同推進本部において「SDGsアクションプラン2018」を策定し,日本の「SDGsモデル」の3つの基本的方向性の一つに,SDGsの担い手として「女性と次世代のエンパワーメント」を掲げた。
- 2016(平成28)年5月,「開発協力大綱」に基づく分野別開発政策として,途上国における女性の活躍推進と質の高い成長を目指す「女性の活躍推進のための開発戦略」を発表した。
- 2018(平成30)年3月8日の「国際女性の日」には,内閣府特命担当大臣(男女共同参画)からのメッセージを寄せた。
- 2017(平成29)年11月,イタリアのタオルミーナで「G7男女共同参画担当大臣会合」が開催され,我が国からは内閣府大臣政務官が参加した。本会合は初めて開催されたものであり,「女性の経済的及び政策的エンパワーメント」,「女性の政治的エンパワーメント」及び「女性に対する暴力の防止と撤廃及び人身取引の撲滅に向けた手段としての女性の経済的エンパワーメント」の3つのテーマの下,活発な議論が行われ,「G7男女共同参画担当大臣宣言」が取りまとめられた。
- 2017(平成29) 年11月, 我が国は4 回目となる国際女性会議WAW!2017(WorldAssembly for Women)を開催した。日本及び21の国と地域,8国際機関から66名の女性分野等で活躍するトップ・リーダーたちが参加し,各参加者からのアイディアや提案は「WAW!2017東京宣言」として取りまとめられ,国連文書(A/72/625)としても発出された。
- 総務省は,平成29年10月に開催された国連ジェンダー統計に関する機関間専門家グループ(IAEG-GS)年次会合において,ジェンダー統計のグローバルな発展に資するべく,国連が開催国との共催で隔年開催する国際フォーラムである,ジェンダー統計グローバルフォーラムの第7回会合を,30年度に我が国(東京)へ招致することを表明し,同グループの2018(平成30)年活動計画として正式に承認された。また,フォーラムの企画について,共催者の国連統計部との調整を進めた。