第7章 女性に対する暴力

本編 > I > 第7章 女性に対する暴力

第7章 女性に対する暴力

本章のポイント


第1節 配偶者等からの暴力の実態

  • これまでに配偶者から身体的暴行,心理的攻撃,経済的圧迫又は性的強要のいずれかを1つでも受けたことが「何度もあった」とする者の割合は,女性の9.7%,男性の3.5%(平成26年調査)。
  • 配偶者暴力相談支援センターは,平成29年3月現在,全国272か所。配偶者暴力相談支援センターへの相談件数は年々増加し,27年度の相談件数は11万1,630件。
  • 配偶者暴力防止法に基づき平成28年に発令された保護命令件数は,2,082件。

第2節 ストーカー行為,性犯罪,子供に対する性的暴力,売買春,人身取引の実態

  • 平成28年のストーカー事案の相談等件数は2万2,737件,検挙件数は2,605件。
  • これまでに特定の異性からの執拗なつきまとい等の経験のある女性は10.5%,男性は4.0%(平成26年調査)。
  • 平成28年の強姦の認知件数は989件,強制わいせつの認知件数は6,188件で,いずれも前年に比べて減少。
  • これまでに異性から無理やりに性交された経験のある女性は6.5%。若年・低年齢時の被害が多い(平成26年調査)。
  • 平成28年の検挙件数は,児童買春事件809件,児童ポルノ事件2,097件。児童買春事件は26年以降,やや増加傾向にあり,児童ポルノ事件は過去10年間で最多を更新。また,児童虐待事件のうち性的虐待の検挙件数は162件。
  • 平成28年の売春関係事犯検挙件数は735件,人身取引被害者総数は46人で,いずれも前年に比べて減少。