コラム4 理工系分野へチャレンジする女性を応援!「リコチャレ」

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コラム4

理工系分野へチャレンジする女性を応援!「リコチャレ」


リコチャレ

理工系分野に進学する女子学生は少ないが,科学技術立国を目指す日本では,理工系人材の多様性を高め,更なるイノベーションの創出を図るためにも,理工系分野で女性を増やしていくことが欠かせない。

そこで,産学官が連携して,女子生徒等の理工系分野への進路選択を促進する取組「理工チャレンジ(リコチャレ)」が進められている。内閣府のウェブサイトでの情報発信に加え,平成27年夏には,内閣府と日本経済団体連合会が共催で理工系分野の仕事の体験イベント等を情報発信する「夏のリコチャレ 理工系のお仕事体感しよう!」を開催したほか,更に新聞社等とも共催で,女子学生・保護者向けシンポジウム「理工系女子!ワクワク夏の文化祭!2015」を開催した。

シンポジウムでは,理工系社会人女性3人によるリレートークが行われた。登壇者のうち,航空機開発に携わる女性技術者は,幼少期から飛行機が大好きで大学の航空工学科に進んだこと,入社後に自衛隊用の航空機開発に従事し,初飛行の際に開発者全員で感動の涙を流したこと,現在は日本初の国産ジェット旅客機の製造管理に関わり,120人の部下をまとめていること等,これまでの経験を交えつつ,「技術系職種において正解は論理的に導かれるものなので,男女関係なく,正しいことを言えばみんなついてきてくれる。女性は活躍しやすい分野だと思う」と,技術系職種の魅力を語った。そして,「夢は見ているだけじゃなくて,叶えていくもの」,「やれる可能性がある限り,あきらめずやり続けてほしい」と,他の登壇者とともに女子学生へエールを送った。

理工系分野へチャレンジする女性を応援!「リコチャレ」