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第7章 地域・農山漁村,防災・復興における男女共同参画
第1節 地域・農山漁村における男女共同参画
(地方公共団体における男女共同参画計画の策定状況)
市区町村計の男女共同参画計画策定率は,平成14年以降一貫して上昇しており,27年4月1日現在73.3%(前年比1.4%ポイント増)となっている。しかし,市区の策定率が97.0%である一方,町村の策定率は52.6%と,いまだ約半数が策定していない(I-7-1図)。
(農山漁村における女性の参画)
農業就業人口は平成27年2月1日現在1で約210万人であり,そのうち女性の割合は48.1%で約半数を占めている。
また,平成26年度における農業委員会に占める女性の割合は7.3%(前年比1.0%ポイント増),27年度における農業協同組合の役員に占める女性の割合は7.2%(同0.3%ポイント増)となっており,年々上昇している。
1東京電力福島第1原子力発電所の事故による避難指示区域(平成26年4月1日時点の避難指示区域である,福島県楢葉町,富岡町,大熊町,双葉町,浪江町,葛尾村及び飯舘村の全域並びに南相馬市,川俣町及び川内村の一部地域。)を除く。
第2節 防災・復興における男女共同参画
(防災会議の委員に占める女性の割合)
地方公共団体の防災会議の委員に占める女性の割合は,平成27年4月1日現在,都道府県防災会議が13.2%(前年比1.1%ポイント増),市区町村防災会議が7.7%(同0.6%ポイント増)といずれも上昇傾向にある(I-7-5図)。
(防災の現場における男女共同参画)
消防吏員に占める女性の割合は,平成27年4月1日現在で2.4%,女性消防吏員のいない消防本部数は,同日現在で288となっている。
消防団員に占める女性の割合は,平成27年4月1日現在で2.6%であり,消防団員総数が減少する中で,女性の割合は一貫して上昇傾向にある。
(復興における男女共同参画)
岩手県,宮城県,福島県及び同3県の全市町村を対象に復興と男女共同参画等に関する調査を実施したところ,平成27年度における,復興計画の策定や推進のための委員会等の委員に占める女性の割合は,14.4%となっている。なお,設置された83の委員会等のうち,女性委員がいない委員会等は15となっている。