男女共同参画白書(概要版) 平成27年版

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第16章 国際規範の尊重と国際社会の「平等・開発・平和」への貢献

  • 2014(平成26)年9月に,「女子差別撤廃条約実施状況第7回・第8回報告」を国連に提出した。
  • 平成26年9月,安倍総理大臣は第69回国連総会において,前年の演説で約束した女性の地位向上を主眼とした3年で30億ドルを超す支援について,既に18億ドル以上を実施した旨発表した。また,ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関(UN Women)に対する拠出金を1年間で5倍に増やしたことに触れ,加えてUN Womenの日本事務所を東京に開設し,国連との連携を一層強化しつつ,ODAによる貧困との戦いでは,自助努力の促進や人間の安全保障の確保に並び,女性の力を増すことにテコの支点を求めることが目標到達にとり重要である旨の演説を行った。
  • 防衛省・自衛隊では,国際平和協力活動の現場に女性の自衛官を含む部隊等を派遣している。また,平成26年12月より,女性自衛官1名をNATO本部に派遣しており,NATO女性・平和・安全保障担当特別代表のオフィスにおいて,NATOが実施する様々な活動について,女性の視点を盛り込み,女性の参画を促す助言等を行っている。
  • 我が国は2014(平成26)年9月,世界のトップリーダー約100人の参加を得て「WAW!(World Assembly for Women)」を開催した。このシンポジウムの成果文書として,我が国は平和と安全における女性の役割を強化することを含む日本及び世界に向けた具体的な12の提言「WAW! To Do」を発表した。