第1節 科学技術・学術分野における女性の参画の拡大

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第1節 科学技術・学術分野における女性の参画の拡大

「第3期科学技術基本計画」(平成18年3月28日閣議決定)では,女性研究者の採用に関する数値目標(自然科学系全体で25%)を掲げるなどして,女性研究者の活躍の促進に取り組むこととしており,女性研究者数は年々増加傾向にあるが,その割合は,諸外国と比較するとなお低い水準にある。女性研究者の登用は,多様な視点や発想を取り入れ,研究活動を活性化し,組織として創造力を発揮する上でも極めて重要であるとの認識から,「第4期科学技術基本計画」(平成23年8月19日閣議決定)では,「第3期科学技術基本計画」における女性研究者の採用割合に関する数値目標を早期に達成し,更に30%まで高めることを目指すことなどを盛り込んでいる。

日本学術会議では,平成23年10月に内閣府から審議を依頼された「科学者コミュニティにおける政策・方針決定過程への女性の参画を拡大する方策」について,科学者委員会男女共同参画分科会において審議しているところであり,審議材料となるアンケート調査を日本学術会議協力学術研究団体に対して実施した。