第2章 就業分野における男女共同参画

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第2章 就業分野における男女共同参画

本章のポイント


第1節 就業者をめぐる状況

  • 平成24年の労働力人口に占める女性の割合は42.2%。
  • 女性の年齢階級別労働力率は「M字カーブ」を描いているが,カーブは以前よりも浅くなり,M字の底となる年齢階級も上昇。
  • 平成24年の女性の雇用者のうち正規の職員・従業員の割合は45.5%,非正規雇用者の割合は54.5%であり,非正規雇用者が過半数を占める。
  • 新規学卒就職者で高学歴化が進展しているものの,平成24年の女性の大学・大学院卒の割合は22.7%であり,男性の37.9%より相当低い。

第2節 就労の場における女性

  • 女性の勤続年数は長期化傾向にあり,10年以上の勤続者割合が約3分の1となっている。
  • 管理職に占める女性割合は依然として低い。平成24年は係長相当職14.4%,課長相当職7.9%,部長相当職4.9%であり,上位の役職では女性の割合が低い。
  • 給与所得は男女で大きな差があり,平成24年の男性一般労働者の給与水準を100とすると,女性一般労働者の給与水準は70.9。

第3節 雇用環境の変化

  • 平成24年度の大学生の就職内定率は男女とも前年度より上昇。
  • 平成9年以降は共働き世帯が男性雇用者と無業の妻から成る世帯を上回っており,24年は,共働き世帯が1,054万世帯,男性雇用者と無業の妻から成る世帯が787万世帯。