平成24年版男女共同参画白書

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第4節 性差に応じた健康支援の推進

厚生労働省では,女性のがん罹患率の第1位であり年々増加傾向にある乳がんや,20?40歳代の罹患の増加が指摘されている子宮頸がんについて,科学的根拠に基づくがん検診の推進を通じて,早期発見や死亡率の減少に努めるとともに,子宮頸がん及び乳がんの検診無料クーポン券等を配布する「がん検診推進事業」を実施し,女性特有のがん検診の更なる受診率向上に取り組んでいる。

さらに,平成22年度から24年度までの間,子宮頸がん予防のためのワクチン接種を緊急に促進するための予算を確保し,予防への取組も推進しているところである。

また,骨折等の基礎疾患となり,高齢化の進展により今後増加が予想される骨粗しょう症については,早期に骨量減少者を発見し,予防することを目的として,市町村(特別区を含む。以下この節において同じ。)において,その市町村に居住する40歳,45歳,50歳,55歳,60歳,65歳及び70歳の女性に対して骨粗しょう症検診を実施している。