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第4節 人身取引の実態
(人身取引事犯検挙件数等)
警察庁の統計によると,平成20年における人身取引事犯の検挙件数は36件,検挙人員は33人であり,検挙人員のうちブローカーが7人となっている。また,警察において確認した被害者の総数は36人と,前年に比べ7人(16.3%)減少している。被害者の国籍は,タイ18人(50.0%)が最も多く,次いでフィリピン7人(19.4%),中国(台湾)5人(13.9%)の順となっている(第1-5-12図)。