平成17年版男女共同参画白書

本編 > 第1部 > 第6章 生涯を通じた女性の健康

第6章 生涯を通じた女性の健康

(ここ数年横ばいの推移となっている母子保健関係指標)

母子保健関係の主要な指標の動向をみると,いずれの指標も総じて低下している(第29図)。

第29図 母子保健関係指標の推移別ウインドウで開きます
第29図 母子保健関係指標の推移


(総数では減少傾向にあるものの若年層の比重が増す人工妊娠中絶件数)

人工妊娠中絶件数・人工妊娠中絶実施率(15歳以上50歳未満女子人口千対)の昭和50年から平成15年までの動向をみると,総数では件数,実施率ともに総じて減少傾向にあり,ここ数年は横ばいで推移している。しかしながら,20歳未満の件数は昭和55年の約2倍となっており,若年層の全体に占める比重が以前より増加している。20歳未満を1歳別でみると,19歳は14.6千件で,実施率は約50人に1人に当たる19.9に上っている。

(若年での感染が多いHIV感染者)

平成15年に新規で感染が報告されたHIV感染者は640人,AIDS患者は336人で,HIV,AIDSともに過去最高の報告数となった(第30図)。HIV感染者の推定感染地域をみると,全体の78.0%が国内感染となっている。HIV感染者累計数について,感染が報告された時点の年齢をみると,20歳代が全体の39.8%を占めており,若年での感染が多いことがわかる。

第30図 HIV感染者の性別,年代別年次推移別ウインドウで開きます
第30図 HIV感染者の性別,年代別年次推移


内閣府男女共同参画局 Gender Equality Bureau Cabinet Office〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
電話番号 03-5253-2111(大代表)
法人番号:2000012010019