• 上片平　彩 さん
• 全国農業協同組合連合会(JA全農)

東京農業大学国際食料情報学部国際農業開発学科を卒業し、現在は、全国農業協同組合連合会(JA全農)にて、国産農畜産物の流通に関る仕事を行っています。

理工系分野を選択したのは、高校時の文理選択の時です。
その中でも農業分野への進学を決めたのは、祖父母が専業農家だったことや農業が盛んな県で生まれ育ったために農業が身近な存在だったことが大きな理由です。
また、中学生の時に海外でのホームステイを経験し、将来は海外で仕事がしたいという漠然とした夢も持っていました。
農業を通して国内だけでなく国際的な仕事をしたいという思いがあったため、幅広いフィールドで専門的に学ぶことができる東京農業大学国際農業開発学科へ進学しました。

現在勤めている全国農業組合連合会(JA全農)は、JAグループの中でも農畜産物の販売や生産者の方への生産資材の供給などの事業を行っています。生産者の方々が安定して農畜産物の生産を行い、消費者の皆さんに安全安心な国産農畜産物を届ける、生産者と消費者の架け橋の役割を果たしています。
幅広いフィールドで様々な可能性を持って仕事をすることができ、国内農業を支える仕事をしていくことは大きな魅力だと感じています。

私は学生時代に理系科目が不得意で、周囲に反対されながらも進路選択で理系を選びました。今思えば「農業」と「海外」という2つの夢だけで進路選択をした部分があったかもしれませんが、現在は農業に関る仕事をしており、あの時の選択は間違ってなかったと感じています。
また、農業の分野では多くの女性が活躍しており、女性の割合も増えています。
自分には向いていないのではないか、女性が少ない環境だから、といった理由で諦めるのではなく、自分を信じて自分のやりたいと思うことを貫いてもらいたいと思います。