理工チャレンジ 女子中高生・女子学生の理工系分野への選択

先輩からのメッセージ

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仮イメージ

主に土壌地下水汚染の調査、対策の現場や結果の評価、レポート作成に携わってきました。現場では、現場代理人としての施工管理や、浄化効果を監視する作業にも携わっていました。

現在は小さい子供を2人抱えての勤務であり、なかなか現場には出られませんが、主に調査の最初に必要となる資料調査や、その後の調査対策の計画検討・後輩指導、顧客への説明、行政協議等に係っています。

理工系分野を選択した時期・理由

中学時代から数学や理科が好きで、漠然と理工系に進みたいというイメージはありました。

具体的な進路として理工系を選択したのは、高校時代、地球環境問題に関心をもったのがきっかけです。大学~大学院では、都市環境工学を専攻し、地球環境問題から資源循環、水環境問題まで幅広く学びました。その中で地盤環境問題に関心をもち、現職に至ります。

現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ

土壌汚染は地下、つまり直接見ることができない複雑な問題です。調査で地質・地下水の特徴や汚染の状態、汚染が周囲に拡大する仕組みを把握するのはもちろんのこと、関係する法律や、さらには周辺に住む人の健康影響、嫌悪感(例え、普通に生活していれば健康影響はないと専門家が言っていても、土壌汚染があると思うと何だか嫌ですよね)も考えて対応に取り組む必要があります。

勉強しなければいけないことは多いですが、お客様からの信頼を肌で感じられる、やりがいのある仕事です。

女子高校生・女子学生の皆さんへのメッセージ 

地質調査業はもともと男性が多い業界ですが、女性技術者は年々増えています。私の周囲にいる女性技術者は皆、女性ならではのコミュニケーション力、きめ細やかな対応力を活かして、男性技術者に負けず劣らず活躍しています。

どんな業界でも言えると思いますが、体力面で男性と張り合わなくちゃ、と身構えていては心身がもちません。昨今、働き方改革、女性活躍推進が叫ばれていますが、若い皆さんが女性ならではのしなやかさ、細やかさを強みにして、地質調査業に新しい風を吹かせてくださるものと期待しています。

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