理工チャレンジ 女子中高生・女子学生の理工系分野への選択

先輩からのメッセージ

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橋寺知子仮イメージ
  • 橋寺 知子 さん
  • 関西大学 環境都市工学部 建築学科
  • 専門は日本近代建築史。日本建築学会に所属。共著書に『関西のモダニズム建築20選』など。

工学系分野を選択した時期・理由

高校2年生の頃。子どもの頃から絵を描くことや図工が好きで、また建物の図面にも興味があったので、建築学科への進学をめざしました。理系科目はそんなに得意ではありませんでしたが、目標があれば、何とかがんばれるものです。大学入学後は、もともと好きだった歴史や美術などに関連する分野に関心が向き、今に至っています。

現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ

大学の教員は、研究と教育の両方を行ないます。研究は、私自身が興味のあるテーマであると同時に、特に理工系の場合、社会のニーズと関連していることが多いです。
教育という面では、大学で学ぶことはほとんどが答えのない、あるいはまだ見つかっていない事柄なので、先生と学生は、「師弟」というより「研究仲間」かもしれません。ジェネレーション・ギャップを感じながらも、様々な世代、地域の人々が集う大学という場所で、いろいろな考え方に触れ、教えながら教えられる毎日は新鮮です。

女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ

理工系分野、その中でも特に研究職は、未だに男性社会と思われています。難しいこと、やっかいなことが全くないとは言えませんが、実際には、女性・男性という意識なくやっている場面の方が多いと感じます。
一つの場所にいろいろな見方の人がいることは、とても大事なことだと思います。なにごとも次のステップに進むには、ちょっと違った視点からの意見が必要だからです。大げさかもしれませんが、技術立国・日本の新しい可能性は、女性の一層の参画によって開かれるのかもしれません。

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