小学生の頃から理系教科が大得意というわけではなかったですが、自然科学に関することを学ぶ楽しさや、古文や歴史等と比較し、数学の問題が解けたときの喜びは大きかったと記憶しています。また「音」に関することを学びたかったこともあり、興味の大きさと希望を判断基準とし、高校2年生の時の進路選択で理系を選択しました。その後「音」に関する授業がある大学を選び進学しました。

やはり得意ではない分苦労も大きかったですが、興味がある分野を選択したため後悔はありませんでした。

弊社では本人の希望があれば、様々な職種（部門）に携われることが大きな特徴です。私自身、現在は電気通信設備の保守に関する業務を行っています。保守という仕事は華やかではありませんが、安定した通信をお客様に提供するために必要不可欠な仕事です。前職では他の通信事業者との接続に関わる技術的仕様の検討を行っており、事業者を跨る新規通信サービスの導入等に携わりました。ここでの経験や知識は異なる職種の現在でも生かすことができます。

このように、様々な側面から移動体通信の発展に貢献し、より良いサービスの提供を目指している点が魅力です。

理工系の分野では男性比が高いですが、私の経験上「女性だから」といった理由で不利な扱いを受けたことはほとんどありませんし（逆に女性も、男性の後輩・部下との接し方を気にしなければならない時代になってきています。）、女性ならではの緻密さが生かせる場面が多いと実感しています。また、理工系に限らず共通して言えることですが、様々な仕事を進め実現させる為には周りの方の協力が不可欠で、これには女性が得意とするコミュニケーション能力が役立ちます。

このように実社会では理工系の女性が活躍できる舞台は多いにあります。

女性学生の皆さんが、今後理工系の技術と知識を元に様々な分野でご活躍されることを期待しています。