第6節 ストーカー行為の実態

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第6節 ストーカー行為の実態

(ストーカー事案の認知件数)

平成25年中のストーカー事案の認知件数は,2万1,089件で,前年に比べ1,169件(5.9%)増加している。また,被害者の90.3%が女性で,行為者の86.9%が男性となっている(1-3-16図)。

1-3-16図 ストーカー事案に関する認知件数 別ウインドウで開きます
1-3-16図 ストーカー事案に関する認知件数

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(ストーカー事案に対する対応状況)

平成25年中のストーカー事案における検挙件数は1,889件で,刑法等の適用による検挙が1,574件,ストーカー行為等の規制等に関する法律(平成12年法律第81号。以下「ストーカー規制法」という。)違反による検挙が402件である。また,ストーカー規制法に基づく警告は2,452件で,前年に比べ168件(7.4%)増加している。警告に従わない者に対する禁止命令等は103件発令されている。

平成25年中に,ストーカー規制法に基づき,警察本部長等が援助を求められた件数は6,770件で,前年に比べ2,285件(50.9%)増加している。援助の内容(複数計上)としては,被害を自ら防止するための措置の教示が1,884件(前年比310件増加),防犯ブザー等の被害防止品の教示又は貸出しが704件(前年比169件増加)となっている。