- ○全ての対象国で、男性の方が優遇されていると答えた者の割合が高い。
- ○ドイツでは、男女間で男女の地位の平等感の認識の差が大きい。
- ○日本とスウェーデンでは、男性でも、男性の方が優遇されていると答えた者の割合が高い。
- ○日本とアメリカでは、30代、40代の女性で、男性の方が優遇されていると答えた者の割合が高い。
- 社会全体でみて男女の地位は平等かどうか尋ねた。
- 日本を含む全ての対象国で、男性の方が優遇されている(「男性の方が非常に優遇されている」と「どちらかといえば男性の方が優遇されている」の合計)と答えた者の割合が高い。
- 男性の方が優遇されていると答えた者の割合は、スウェーデン(75.9%)、日本(75.6%)で高く、次いでドイツ(67.3%)、アメリカ(64.6%)がほぼ同じ水準で続いている。
図 社会全体で男女の地位の平等感(全体)
【参考】
- 旧東西ドイツについて、社会全体で男女の地位の平等感を比べると、旧東ドイツで男性の方が優遇されていると答えた者の割合が高い。
- 性別にみると、各国とも、男性の方が優遇されていると答えた者の割合は男性よりも女性で高い。特に、ドイツでは男女の認識の差が他の国々に比べて大きい。
- 男性の方が優遇されていると答えた者の割合は、女性ではスウェーデン(84.2%)が最も高く、次いでドイツ(81.5%)、日本(79.8%)、アメリカ(70.7%)の順になっている。同じく男性では、日本(70.0%)とスウェーデン(69.6%)が高く、次いでアメリカ(58.1%)、ドイツ(50.6%)の順になっている。
- 女性について年齢別にみると、日本とアメリカでは、30代、40代の女性で、男性の方が優遇されていると答えた者の割合が高い。
- スウェーデンでは、女性で、男性の方が優遇されていると答えた者の割合が全年代を通じて高い。
- ドイツでは、50代の女性で、男性の方が優遇されていると答えた者の割合が高い。
図 男性の方が優遇されていると答えた割合(性・年齢別)
表 社会全体における男女の地位の平等感(日本)
表 社会全体における男女の地位の平等感(アメリカ)
表 社会全体における男女の地位の平等感(スウェーデン)
表 社会全体における男女の地位の平等感(ドイツ)