令和3年度 アジア・太平洋、アフリカの女性交流事業

令和元年8月に横浜で行われたアフリカ開発会議(TICAD7)において、サイドイベントとして、「アフリカにおけるジェンダーに基づく暴力をゼロに!~ともに、実現へ~」(開発のためのアフリカ・ファーストレディー協会、アフリカ連合、国連人口基金共催)が開催されました。イベントには、シエラレオネ共和国、ナミビア共和国、コンゴ民主共和国、ブルキナファソ、マダガスカル共和国、マリ共和国の大統領、ファーストレディが登壇され、我が国からも男女共同参画担当大臣が参加しました。

TICAD7の成果文書「横浜宣言2019」の付属文書である「横浜行動計画2019」では、ii)持続可能で強靱な社会の深化」の具体的な行動の一つとして、「職業訓練を促進し、女性と若者のサービスアクセスの増加と機会の拡大を図ること」が掲げられ、日本がジェンダーに基づく暴力(以下「GBV」という)の根絶に取り組む各国の行政官等を招へいする交流・研修事業を実施することが盛り込まれています。

こうした背景を踏まえて、令和2年度から2年間にわたり、「アジア・太平洋、アフリカの女性交流事業 ―ジェンダーに基づく暴力の根絶に向けて!」が実施されることになりました。本事業は、日本を含むアジア・太平洋とアフリカ各国のGBV関係者間の交流により、相互の知見や経験の共有を進め、それぞれの国における人材の育成と対応能力の強化に貢献することを目的としています。事業の成果を令和4年に開催予定のTICAD8につなげていくことを目指しています。

なお、令和2年度 には、令和3年度実施の交流プログラムに先立ち、対象国のGBVの状況を把握するため、アフリカ事業参加国6か国を対象とした各種調査を行いました。

事業報告書

日本語 [PDF形式:1.90MB]別ウインドウで開きます
英文(English)[PDF形式:1.52MB]別ウインドウで開きます
仏文(Français)[PDF形式:1.63MB]別ウインドウで開きます

公開セミナー 【申し込みは終了しました】

令和3年度アジア・太平洋、アフリカの女性交流事業の交流プログラムの一つとして、公開セミナーを実施しました。詳細は以下の通りです。

◆公開セミナーご案内チラシはこちら [PDF形式:723KB]別ウインドウで開きます

【日時】令和4年1月27日(木)19:00~21:00
【場所】オンライン開催(Zoom)
【参加費】無料
【主催】内閣府
【プログラム】

〇開会挨拶:
野田聖子 ⼥性活躍担当⼤⾂・内閣府特命担当⼤⾂(男⼥共同参画)
〇基調講演:
佐藤摩利子氏 国連人口基金(UNFPA)駐日事務所長/
「ジェンダーに基づく暴力(GBV)対策におけるアジア・太平洋、アフリカの課題と取組」(英語)
〇パネルディスカッション:
テーマ1「コロナ禍、ポストコロナのGBVの現状と取組」
テーマ2「GBV予防と加害者対応プログラム」
〇閉会挨拶