連載1
「輝く女性の活躍を加速するリーダーの会」参加者の取組
「輝く⼥性の活躍を加速するリーダーの会」は、女性活躍の推進にコミットする企業経営者や知事・市町村長等、約330名が参加しています。本連載では、参加されているリーダー2名の取組を紹介します。(氏名五十音順)。
内閣府男女共同参画局総務課
すべての社員にとって働きやすい環境を目指して

久米 博明
藤久運輸倉庫株式会社
代表取締役
「運輸・倉庫業」は一般的に男性が多いイメージの業界かと思いますが、当社におきましても男性社員が全体の約8割を占めております。しかしながら10年前と比較しますと社員数も約1.4倍、女性社員も約1.7倍と社員数・女性社員数ともに増えてまいりました。
そのような状況の中、各部の女性社員から代表者を選出し2022年に女性活躍推進チーム「ウィステリア」を発足、毎月課題発掘・改善に向けた話し合いを行っております。“女性活躍推進チーム”と銘打ってはおりますが、女性に限らずすべての社員にとって働きやすい環境づくりを目指し、社内アンケートにより要望の多かったトイレの改修、育児・介護と仕事との両立を支援する「藤久ファミリーサポート規定」の創設、現場の声を受けた環境改善などを行ってまいりました。
近年は女性社員だけでなく数か月単位で育児休業を取得される男性社員も増加しております。大勢のドライバーを取り仕切る女性管理職の働き掛けもあり、事務職に限らずドライバー職で育児休業を取得する社員も出てまいりました。休業前には総務課、上席者を交えて面談を実施、制度についての説明や、復職後の働き方などについてご本人の希望を伺いつつ会社全体でサポートする体制づくりに努めております。
今後もすべての社員にとって働きやすい環境づくりを目指し、継続して取り組んでまいります。

「ウィステリア」の会議風景
育休を「個人の決断」から「職場の文化」へ

坂井 英隆
佐賀市 市長
男性の育休取得率91.4%の先に、佐賀市が目指すのは、取る人だけでなく、支える人も評価される職場づくりです。佐賀市役所の男性職員の育児休業取得率は、令和2年度の37.1%から令和7年度には91.4%へ伸びました。要因は、制度を「知っている」で終わらせなかったことです。所属長が子育て支援マニュアルに基づき、一人ひとりに声をかけ、取得まで伴走してきました。私自身も育休を取得し、組織のトップとして「取っていい」ではなく「取るのがあたりまえ」という空気づくりを進めてきました。
次の課題は、取得する人だけでなく、支える職員にも光を当てることです。令和8年度から、1か月を超える育休取得者の業務を担う職員に「育休応援手当」を支給します。育休を職場の負担で終わらせず、支え合いを評価する仕組みに変える取組です。
さらに本年4月からは、市内の従業員100人以下の事業所を対象に、男性育休の取得を後押しする「PAPA STEP奨励金」も始めました。1事業所につき10万円で、最初の1人の背中を押す制度です。1人目の取得が、職場の空気を変える。市役所から地域へ。「男性の育休があたりまえ」の輪を広げ、誰もが働きやすく、力を発揮できるまちづくりを進めてまいります。

令和8年4月記者会見
「リーダーの会」へ、是非ご参加(ご紹介)ください!
参加条件など詳しくはこちら。
https://www.gender.go.jp/policy/sokushin/male_leaders/index.html
女性リーダーの参加もお待ちしております!