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「共同参画」2026年6月号

トピックス3

第70回国連女性の地位委員会の開催

第70回国連女性の地位委員会(CSW)が、令和8年3月9日から3月19日までニューヨークの国連本部で開催され、今年の優先テーマ「包括的かつ公平な法制度の促進や差別的な法律・政策・慣行の撤廃、構造的障壁への対処を通じたすべての女性及び女児に対する司法へのアクセスの確保と強化」を中心に議論が交わされました。我が国からは、大崎麻子日本代表、外務省、内閣府、厚生労働省、文部科学省、国際協力機構、国立女性教育会館、NGO代表、ユース代表が参加しました。

内閣府男女共同参画局総務課


一般討論

一般討論ステートメントを実施する大崎代表
一般討論ステートメントを実施する大崎代表


我が国からは、3月11日に、大崎麻子日本代表が、各国が自国の女性の地位向上のための取組について発言する「一般討論」にて、ステートメントを行いました。

大崎代表はまず、我が国初となる女性の総理が誕生したことに触れた後、今年度の優先テーマである「司法へのアクセスの確保と強化」に向け、我が国の取組として、性暴力を受けた人々がより効果的に司法救済を求めることを可能とする刑法改正や、女性や女児を含むすべての人の司法アクセスを向上させるための法的支援サービスの提供などを紹介しました。

さらに、我が国は人間の安全保障の理念に基づき、国際機関と協力し女性・女児の司法アクセス強化を推進しているほか、WPS分野においても国際議論を主導していることを紹介しました。

最後に、女性や女児が不均衡に受ける暴力や不正義を根絶していくためには、司法へのアクセスは決定的に重要で不可欠な要素であり、引き続き国際社会との協調のもと、女性・女児を含むすべての人にとって公正で平等かつ、権利の保障された社会の実現に向け貢献することを述べました。


閣僚級円卓会合・ハイレベル会合

大崎代表は3月11日の閣僚級ラウンドテーブルにも出席し、議題「すべての高齢女性のジェンダー平等とエンパワーメントの達成」のもと、高齢女性は男性よりも貧困率が高いことを説明した上で、日本は高齢者を含むあらゆる世代の女性のエンパワーメントを推進していくことを強調しました。

加えて、竹村仁美外務省参与(ジェンダー平等担当)が、ハイレベル会合において、女性・女児に対する暴力根絶のための我が国の取組及び国連女性機関(UN Women)や紛争下の性的暴力に関する国連事務総長特別代表(SRSG-SVC)事務所などへの継続的な支援を通じた国際協力を紹介し、今後も包括的な取組を推進していく旨述べました。


合意結論

今回のCSWの成果として採択された「合意結論」では、「北京宣言・行動綱領」などに基づく取組を効果的かつ加速的に実施していく必要性が指摘されるとともに、特に優先テーマに関連して、国連各機関および国際・地域機関と協力しつつ、すべての女性と女児が、いかなる差別も受けることなく、自らの権利が侵害された際に、独立した公正な司法機関に効果的な救済を求め、それを得られるよう、必要な措置を講じることなどが各国政府に要請されました。


サイドイベント

会期中、各国、国連機関、NGO等により様々なサイドイベントが開催されました。

日本からは国際婦人年連絡会、日本女性監視機構、国連NGO国内女性委員会、国連日本政府代表部の共催により「女性は決定の場面にいなければならない:すべての女性にとり有意義な正義へのアクセスとするための簡単な提案」と題したパネルディスカッションが開催されました。


CSWについては、こちらをご覧ください。
https://www.gender.go.jp/international/int_kaigi/int_csw/index.html