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「共同参画」2026年3・4月号

トピックス2

女性農業者のさらなる活躍に向けて


女性の農業経営への参画や地域農業の方針決定過程への参加は、我が国の農業の持続的な発展に不可欠です。農林水産省では、第5次男女共同参画基本計画や食料・農業・農村基本計画に基づき、令和7年度も女性農業者の活躍に向けた各種取組を行いました。

農林水産省経営局就農・女性課女性活躍推進室


女性農業者のための事業推進力&チームマネジメント力アップ研修

昨年度から再開した全国女性リーダー研修「女性農業者のための事業推進力&チームマネジメント力アップ研修」は、幅広い視野と高い経営力を有し、地域内外で活躍できる女性農業者を育成するための研修です。本年度は全国から28名の女性農業者が参加し、半年をかけてリーダーシップ等の知識を得るとともに、模擬商談や個別コーチング等を通じて実践的に営業力や経営スキル等を学びました。

最終回では、研修で習得した内容を踏まえ、各自の目標及び目標達成に向けたアクションプラン等を発表するとともに、今年度は新たに、自治体や地域農業組織等の地域の関係者に対し、研修の成果や地域での取組目標を報告しました。

参加した研修生からは、「研修を受けなければ気が付かなかった経営やリーダーに必要なスキルを体系的に学ぶことができ、大きな成長を感じた」、「内容は難しいところもあったが、みんなで集まって課題を乗り越える経験は、こういうところでないとできない貴重な経験だった」等の感想が聞かれました。

農業リーダーズサミット2025-変革の時代を生き抜く地域農業の在り方 女性登用の意義

女性登用には、組織トップによる女性登用の意義の理解や取組の先導が不可欠です。このため、「変革の時代を生き抜く地域農業の在り方-女性登用の意義-」をテーマに、農業組織トップの意識醸成を目的とした「農業リーダーズサミット2025」を初開催しました。当日は、全国から農業委員会会長、農協理事、土地改良区理事長など、地域農業の方針策定に関わる約350名の地域農業トップが集まり、会場は満席となりました。

本サミットでは、まず基調講演として、元鳥取県知事・総務大臣の片山善博氏から県知事時代の取組を例に挙げ、女性登用に向けた組織中枢部の意識変化やリーダーシップの重要性をお話いただきました。次に、全国農業会議所、JA全中、全国土地改良事業団体連合会のトップから、各組織の女性登用に関する目標や取組方針について表明がありました。そして、女性人材育成に携わる小安美和氏から、データや事例等を用いつつ、女性登用の壁を乗り越えるヒントについてお話がありました。

参加した農業組織トップの皆さんからは、本サミット参加前に比べ女性の登用の重要性を強く感じるようになったといった声が多く聞かれました(詳細は「共同参画」令和8年2月号)。

九州農業女子スクールinかごしま

日常の活動範囲を超えた広域での交流やネットワーク形成は、女性農業者の能力向上や活動の活性化に重要です。このため、一県を越えた広域セミナーとして「九州農業女子スクールinかごしま」(鹿児島県鹿児島市)を開催しました。当日は、日本航空熊本支店支店長の尾道早織氏による農産品の加工流通販売等の事例紹介や、熊本市で写真スタジオを経営する平田克広氏によるSNSで農産品を紹介・投稿する時に活用できるスマートフォンでの撮影技術についてセミナーを実施しました。また、グループワークを通し、九州各地の女性農業者の新たなつながりが生まれるなど、情報交換やネットワークづくりを進める上でも貴重な機会となりました。


「九州農業女子スクールinかごしま」の様子
「九州農業女子スクールinかごしま」の様子


農業女子プロジェクト

農業女子プロジェクトは、企業・教育機関と連携して、女性農業者の知恵を生かした新たな商品・サービスの開発、未来の農業女子を育む活動、情報発信等を行い、社会全体での女性農業者の存在感を高め、併せて職業として農業を選択する若手女性の増加を目的とした農林水産省の取組です。農業女子プロジェクトメンバー(以下、PJメンバーという。)は、現在1,105名(令和7年10月時点)となり、地域・世代を超えた大きなネットワークとなっています。

推進会議

令和7年11月14日(金)に、「第14回農業女子プロジェクト推進会議」を開催、第12期(令和6年11月~令和7年10月)の活動報告と第13期(令和7年11月~令和8年10月)の活動方針を決定しました。

第12期については、PJメンバーの学びと交流を目的にしたオンラインセミナー「NEXTラボ」の実施、就農を目指す女性の交流会「プレメンバーの集い」の初開催、全国の農業女子メンバーが集い、対面で語り合う「大農業女子会」の初の地域開催(淡路島)などを報告しました。

また、次期の活動方針を、①農業女子プロジェクトのネットワークを活かした学びの提供、②パートナーズによるプロジェクトの多様な展開、③「農」の魅力の発信、と定めました。本方針に基づき、第13期もしっかりと取組を進めてまいります。


推進会議の様子
推進会議の様子


農山漁村女性活躍表彰

農山漁村女性活躍表彰は、地域の農林水産業の振興などを積極的に実施している個人や組織の取組を表彰の対象としています。令和8年3月3日(火)に令和7年度受賞者の表彰式が開催されます。

今年度からは、支援する立場からの取組も評価の対象とするなど、より多くの方を表彰の対象とするため、部門の新設・統合を行いました。

令和7年度農山漁村女性活躍表彰
Webサイトはこちらをご覧ください。
https://myfarm.co.jp/women/award/


情報発信

公式SNSでは、PJメンバーが自身の取組を紹介し、次の投稿者を指名しリレー形式で投稿を繋いでいく「農業女子の「輪」プロジェクト」や、女性農業委員やJA理事の活動内容を、PJメンバー目線で次世代の役員に向けて投稿いただくなど、地域で活躍するPJメンバーについて発信しています。農業女子プロジェクトの公式WebサイトやSNSをご覧ください。


公式Webサイト及び公式SNSはこちらからご覧ください。
Webサイト
https://nougyoujoshi.maff.go.jp/

Instagram
https://www.instagram.com/nougyoujoshipj/?hl=ja

Facebook
https://www.facebook.com/nougyoujoshi.project


さらなる女性農業者の活躍に向けて

このほかにも、農林水産省では、農村地域における女性活躍の意識改革、女性が働きやすい環境整備、女性グループ活動の支援、地域をリードする女性農業経営者の育成等も進めており、引き続き地方公共団体や関係団体と連携して女性の活躍推進に向け取り組んでまいります。