トピックス2
「女性の活躍推進セミナー」を開催しました
内閣府男女共同参画局総務課
内閣府では、人事・業務管理に携わる管理職、経営層の意識改革と理解の促進を図り、起業をはじめ女性が新たなことにチャレンジする際に直面する障壁の打破や性別役割分担にとらわれない働き方を推進するため、企業関係者及び地方公共団体職員を対象にオンラインセミナーを開催しました。
セミナーにおいては、令和7年6月に改正された女性活躍推進法の内容等について施策説明を行ったほか、NPO法人J-Win(ジェイ-ウイン)による女性の活躍推進を阻む組織内の古い価値観や慣習に関する講演が行われました。
開催概要
【企業関係者向けセミナー】
日時:令和8年1月13日(火)14:00~15:30
内容:施策説明「女性活躍推進法の改正について」
(厚生労働省雇用環境・均等局雇用機会均等課)
講演「女性の活躍推進を阻む企業文化・組織風土の変革に向けて」(NPO法人J-Win)
【地方公共団体職員向けセミナー】
日時:令和8年1月14日(水)10:00~11:30
内容:施策説明「女性活躍推進法の改正について」・「公共調達における受注機会の増大に関する地方公共団体の取組事例」
(内閣府男女共同参画局推進課)
講演「女性の活躍推進を阻む企業文化・組織風土の変革に向けて」(NPO法人J-Win)
講演: 女性活躍推進を阻む企業文化・組織風土の変革に向けて
◆NPO法人J-Win 河野豊 企業支援部長
経営戦略としてのダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進
日本におけるダイバーシティ、女性活躍の推進は、4つの戦略視点のうち、「女性の意識改革」と「働く環境/制度の整備」が先行して進められてきました。しかし、それだけではD&Iが進まず、「男性の意識改革」そして「経営トップによるコミットメント」が近年、注目されています。この4つはどれが欠けてもD&I推進は加速されないという、重要な視点になります。
企業はなぜD&Iに取り組むのか
1つ目は「変化に対応する力」です。デジタル技術の進化により、経営を取り巻く環境は大きく変化しています。多様な視点を持つ企業だけが、激変する環境に柔軟に対応し、持続的な競争力を維持することができると言えます。
2つ目は「企業価値を創造する力」です。D&I推進により成長と競争力の機会を獲得できる企業からはイノベーションが生まれ、組織が活性化し、企業ブランドを高めることが出来ます。一方、機会を損失した企業は保守的な組織風土が蔓延し、同質化により組織が硬直するなど、企業としての投資的な魅力を失ってしまいます。
オールド・ボーイズ・ネットワーク
オールド・ボーイズ・ネットワーク(OBN)は、あまりなじみがない言葉かもしれません。これまで、成功を収めてきた企業の中で培われた明文化されていないルールや約束事、仕事の進め方などで、組織を支えてきた古い価値観や慣習となっているものです。企業文化や風土として深く根付いていることから無意識のうちに異なる視点を排除し変化を拒み、成長の機会を失う要因ともなるとされています。
例を出すと、職場において、無意識にサポート業務は女性に振るなど、公平に扱っていない、本人に確認せず「家事・育児が大事と考えているだろう」と決めつけて業務を割り振る、たばこ部屋や飲み会・ゴルフでの話が決定事項になっているなどが挙げられます。一番の問題は、これらの行動を男性が無意識に、悪意なく行っており、日頃の自身の言動が、女性のモチベーション低下につながっていることに気付いていない、ということです。
OBNは組織の当たり前で気付きにくいのですが、OBNがあることを意識しマネジメントに生かす、OBNを理解することはマネジメントスキルを身に着けることにつながります。
D&I推進は社会貢献ではなく、企業の持続的成長につなげる経営戦略そのものです。次のステージに進むために必要なのは、これまでの成功体験に縛られず、変化を受け入れ、扉を開くこと。私たちJ-Winも皆様の挑戦に寄り添い、ダイバーシティ経営の実現を支援してまいります。

J-Win 河野豊氏

©J-Win
女性の活躍推進セミナーの詳細は、こちらをご覧ください。
https://www.gender.go.jp/public/event/2025/zenkoku/20251211.html
