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「共同参画」2025年10月号

トピックス2

「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」参加者の取組

「男性リーダーの会」には、女性活躍の推進にコミットする企業経営者等や知事・市町村長約320名が参加しています。そのうち、2名の男性リーダーの取組を紹介します。(氏名五十音順)

内閣府男女共同参画局総務課

男性の育児休業を当たり前に

白岩 孝夫
白岩 孝夫
南陽市 市長

私が南陽市長に就任した平成26年当時、男性の育児休業取得者はゼロでしたが、一人、また一人と取得者が増えていくことで、今では取得が当たり前になり、7割以上の男性職員が取得するようになりました。男性も仕事を休んで子育てをするという考えがこの10年で一気に進んだように感じます。

この間、私を含めた管理職全員が平成28年にイクボス宣言を行い、ワークライフバランスのための取組を推し進め、平成30年に「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言を行うとともに庁内に女性活躍推進室を設置し、女性の視点による新たな発想や価値観を政策策定過程に反映させられるよう管理職等への女性登用を積極的に推し進めてきました。市長就任当時は女性管理職がゼロでしたが、今では年度で若干の増減はありますが25%まで伸びています。また、各分野で活躍されている方をお招きしてご講演いただき、職員の成長に結び付け、活躍を後押ししてきました。

現在は、市内の皆さんにも育児休業取得を勧めるため市報での特集記事を掲載し、市内企業の経営者に「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」への参加の呼びかけ、市民の理解促進と市内企業の取組の拡大に努めています。

「市報なんよう」育休特集
「市報なんよう」育休特集


更なる能力の発揮とキャリアアップを応援し、地域のベストパートナーへ

宮澤 英男
宮澤 英男
千葉信用金庫
理事長

当金庫は、令和4年4月から人事制度を全面改正して、これまでの単線型から複線型に移行し女性総合職へのキャリア志向として活躍の場を広げました。

当金庫の人事ポリシーとして、①「挑戦へのプロセスと成果を評価し、努力に報いる」②「職員の多様性に応じた活躍・成長の機会を提供する」③「自ら考え、意欲的に行動する職員の成長を支援する」を新設し、現在では、約30名の女性総合職が融資や渉外業務において、法人・個人担当を担いチーフ職に就くなど営業店の現場で活躍しています。個人業績においても、年間を通して優秀実績表彰を受賞する人材もおり、更なる女性のキャリアアップが期待できます。

「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」に参加させていただき、組織トップの皆様からのコミットメントにふれ、当金庫の女性役員の登用にも積極的に取り組みました。現在では、常勤理事9名の内1名と非常勤理事3名の内1名が女性役員として就任しております。

当金庫は、令和6年6月に創立100周年を迎えました。お客様の様々な課題にきめ細かく応えていく為には、女性の更なる活躍が必要不可欠であると考えます。引き続き、積極的に取り組んでまいります。

県内5信用金庫合同による「女性渉外担当者交流座談会」
県内5信用金庫合同による「女性渉外担当者交流座談会」


「男性リーダーの会」について、詳しくはこちら。
「男性リーダーの会」について、詳しくはこちら。
https://www.gender.go.jp/policy/sokushin/male_leaders/index.html