特集1
「夏のリコチャレ2025~理工系のお仕事体感しよう!~」を開催
~女子中高生等の理工系分野への進路選択を応援~
内閣府男女共同参画局推進課
内閣府は、文部科学省・一般社団法人日本経済団体連合会(以下:経団連)と共催で、2025年6月より夏休み期間を利用して、女子中高生等の理工系分野への進路選択を応援するため、「夏のリコチャレ2025~理工系のお仕事体感しよう!~」を実施しました。
経団連加盟企業や大学等が理工系の職場見学、仕事体験、施設見学などの多彩なイベントを開催しており、内閣府「理工チャレンジ(リコチャレ)」サイトで情報発信をしています。
1 開催実績
■開催期間: 2025年6月~9月
■実施団体数・イベント数・参加者数合計(2025年9月11日時点)
・実施団体数:129団体
・イベント数:235
・参加者合計:8,100名
<実施団体内訳>
企業:53、大学等:28、地方公共団体:12、
学術団体・その他:36
※地方公共団体と企業、企業と大学等、複数団体による開催は、「その他」に分類
■主なイベント内容
<企業>
・職場見学、工場見学・職業体験、ワークショップ、実験・先輩女性社員との交流等
<大学>
・サマースクール、実験教室、シンポジウム、セミナー
・女子学生座談会、オープンキャンパス等
<地方公共団体>
・地場企業見学・仕事体験・職業体験
・科学教室・実験教室等
<学術団体・その他>
・実験教室、体験学習・ワークショップ・シンポジウム、交流会等
2 参加者の声
〇「大学生活のこと、就活のことなど、座談会でリアルな話を聞けてとても面白かった。特に就職する経緯については自分の想像にはなかった話もあり、勉強になった。また、こういった機会があれば、参加したい。」
〇「「将来自分がどんな仕事をしたいのか」を早く決めなければいけない気がしていたが、今回の企画を通して職業という枠に縛られず、自分がどんなことをやりたいのかというのをしっかり考えていきたいと思った。」
〇「体験を通じて、理系の楽しさを実感した。文系希望か理系希望か迷っていたが、理系を進路の選択肢として検討したい。」
〇「グループワークがたくさんあって、普段の学校の授業とはまた違った、自分たちで考え、手を動かして問題を解決していく授業はとても楽しかったです。」
〇「(保護者の声)若い女性社員が生きいきと働いている姿が印象的だった。」
〇「(保護者の声)建築に興味がある娘と参加した。当初は個人の家の設計に携わりたいと言っていたが、本日の体験後は「橋やビルの設計は考えたことがなかったけど、世界が広がった。」と興奮した様子で話していた。」
【夏のリコチャレ2025イベントの様子】
女子高校生のための データサイエンス職場見学ツアー
(さいたま市男女共同参画推進センタ―、株式会社ARISE analytics)
マンションのことなら長・谷・工♪ ~マンションミュージアム見学&マンションにまつわる実験体験ツアー~
(株式会社長谷工コーポレーション)
「夏のリコチャレ2025」の詳細は下記リンク先をご覧ください。
https://www.gender.go.jp/c-challenge/event/2025/summer.html
「こども霞が関見学デー2025」実施報告
(男女共同参画局推進課ブース)
内閣府男女共同参画局推進課
内閣府は、こどもたちに内閣府の仕事をよりよく理解していただくため、8月6日(水)、7日(木)の2日間、「こども霞が関見学デー」を実施しました。
「こども霞が関見学デー」は、夏休み期間中にこどもたちに広く社会を知ってもらうこと、政府の施策に対する理解を深めてもらうこと、活動参加を通じて親子の触れ合いを深めてもらうことを目的に、文部科学省をはじめ、各府省庁等が参加して実施するイベントです。
内閣府男女共同参画局推進課のブースでは、“求む!未来の理工系女子!”と題して、女子生徒等の理工系進路選択を支援する「理工チャレンジ(以下、「リコチャレ」という。)」の取組を紹介するとともに、プログラミングの体験教室を開催しました。このブースには、2日間で64名のこどもたちに参加いただきました。
「リコチャレ」の取組紹介では、女子学生等の夏休み期間を利用して、企業・大学・学術団体等が実施する理工系女子応援イベントに関する広報事業「夏のリコチャレ2025」のポスターを掲載したり、様々な分野で活躍する理系出身の方々から女子中高生等に向けたメッセージ動画を放映したりしました。
「理工チャレンジ(リコチャレ)」の取組紹介
プログラミング体験教室では、リコチャレの趣旨に賛同していただいている団体「リコチャレ応援団体」の株式会社エスワイシステム様ご協力のもと、パソコンを使用したプログラミング体験を実施しました。
参加したこどもたちは、プログラミング言語「Python」を使用した数字当てゲーム「ヌメロン」に興味津々で、先生から質問されると、元気よく手を挙げて答える様子が印象的でした。
こども霞が関見学デー当日の様子
パソコンを操作する時間は、和気あいあいとした雰囲気で会場も盛り上がりました。参加したこどもたちは、自分が推測した数字をシステムに入力し、少しずつ正解の数字に近づいていく過程を楽しみながら、とてもやりがいを感じているようでした。
こどもたちに感想を聞いてみると、「3回も数字を当てることができて、面白かった。もっとやりたい!」や、「プログラミングは得意でないけど、とても楽しかった!」という好意的なコメントをいただきました。
保護者の方からも、「昨年も参加したが、今年も参加しました。来年も予約します。」や、「小学校1年生には難しいかと思ったが、参加させて良かった。」という嬉しいお声をいただきました。