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トピックス2
「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」参加者の取組
内閣府男女共同参画局総務課
「男性リーダーの会」には、女性活躍の推進にコミットする企業経営者等や知事・市町村長約300名が参加しています。そのうち、２名の男性リーダーの取組を紹介します。（氏名五十音順）
経営戦略としてのダイバーシティ
吉田昭夫
イオン株式会社 取締役兼代表執行役社長
イオンは絶えず革新し続ける企業集団であることを目指しており、それがイノベーションを生み出し、成長を支える根底となるものと位置付けています。ダイバーシティの推進は事業の継続的な成長を実現する経営戦略と捉え、従業員が自分らしく、持てる力を発揮できる環境づくりに取り組んでいます。
小売業を主とするイオンにとって、女性目線での商品づくりやサービスの提供は競争力となります。女性が経営に参画することで競争力が向上し、女性の活躍推進が「経営力の強化」に繋がることにダイバーシティの意義と重要性があると考えます。
昨年、グループ企業のイオン九州で「GREEN PICNIC」という新業態を立ち上げました。プロジェクトリーダーには女性を任命し、若手中心のメンバーが柔軟な発想や感性を活かして、これまでイオン九州が手掛けてきた事業とは異なる次元の事業を生み出しました。挑戦する気概が評価される風土や失敗しても再挑戦し、業績向上やお客さまの評価に繋がったなどの成功体験を育むことは、次の経営層を育てる鍵になります。
不確実性の高い時代である今、自らの価値観や判断基準に従い、ビジネスを進めていくことが重要です。イオンの価値を創造する従業員一人ひとりの独創性や探求心を成長へ繋げていけるよう、ダイバーシティ経営に取り組んでまいります。
多様性が生み出すNew Business！
『GREEN PICNIC』プロジェクトメンバーとイオン九州社長
愛媛県版イクボス「ひめボス」による女性活躍の推進
中村時広
愛媛県知事
愛媛県では、平成28年度から、従来の「イクボス」に地域活性化の視点を加えた職場リーダーである「ひめボス」を推進しており、男女ともに働きやすい職場環境づくりに力を注いでいます。
私自身も平成29年１月に「ひめボス宣言」を行うとともに、魅力的なひめボスを表彰するひめボスグランプリの開催等を通じ、本施策の意義や成果を広く発信しており、宣言を行った事業所数は昨年末の時点で900をこえ、年々増加を続けているところです。
また、組織や職種の枠をこえた本県オリジナルのメンター制度や女性管理職向けの研修会等により、女性のキャリアアップのサポートに努めているほか、県内全20市町の首長と「ひめの国女性活躍応援団」を結成し、「チーム愛媛」で女性活躍の機運醸成を図っています。
更に、昨年10月に策定した「えひめ人口減少対策重点戦略」では、女性の「出産退職ゼロ」や男性の「育児休業取得100％」の実現などを掲げたところであり、来年度から、市町の子育て施策に対する支援制度の創設や、ひめボス制度を発展させた「新ひめボス宣言事業所奨励金」の導入等の新たな取組を進めていきたいと考えております。
引き続き、企業・事業者と行政が力を合わせ、仕事と育児の両立ができる環境を整え、性別に関係なく誰もが生き生きと輝ける「愛顔（えがお）あふれる愛媛づくり」にまい進して参ります。
令和5年1月開催 令和4年度女性幹部職員交流研修会
「男性リーダーの会」について、詳しくはこちら
https://www.gender.go.jp/policy/sokushin/male_leaders/index.html
