トピックス2
アジア・太平洋、アフリカの女性交流事業
ジェンダーに基づく暴力の根絶に向けて
内閣府男女共同参画局総務課
1.概要
令和2年度に実施した「アジア・太平洋、アフリカの女性交流事業 ジェンダーに基づく暴力の根絶に向けて」の調査及びオンラインによる情報共有・意見交換会の活動成果を踏まえ、令和3年度は、参加者間の交流をさらに深めるとともに、知見と経験の共有を促進することを目的として、シエラレオネ共和国、ナミビア共和国、コンゴ民主共和国、ブルキナファソ、マダガスカル共和国、マリ共和国、オーストラリア連邦、フィリピン共和国、日本で実務に携わる行政官及び支援団体職員を参加者とするオンライン交流会(全11回)と公開セミナーを開催しました。
2.オンライン交流会
各トピックについて豊富な経験と知見を持つ国内の専門家・有識者の講義を聞き、質疑応答及び参加者間の意見交換・情報共有を行いました。英語圏、フランス語圏のグループに分かれて、合計11回の交流会を実施し、活発な議論が行われました。
トピック
●日本の男女共同参画の政策とジェンダーに基づく暴力(以下、「GBV」)関連制度
●配偶者暴力相談支援センターの役割と機能
●ワンストップセンターの役割と支援の実際
●GBV対策への男性の巻き込み
●被害女性の自立支援制度
●プログラムでの学びを踏まえた参加者による意見交換
フランス語圏グループのオンライン交流会
3.公開セミナー
国内有識者による基調講演と、本事業参加者によるパネルディスカッションからなる公開セミナーを令和4年1月27日にオンラインで開催しました。
プログラム
●開会挨拶:野田聖子女性活躍担当大臣・内閣府特命担当大臣(男女共同参画)
●基調講演:佐藤摩利子国連人口基金(UNFPA)駐日事務所長
「ジェンダーに基づく暴力(GBV)対策におけるアジア・太平洋、アフリカの課題と取組」
●パネルディスカッション:
テーマ①「コロナ禍、ポストコロナのGBVの現状と取組」
テーマ②「GBV予防と加害者対応プログラム」
●閉会挨拶:林伴子内閣府男女共同参画局長
この事業の報告書は内閣府男女共同参画局ホームページに掲載しております。また、この事業の成果は、TICAD8を始めとして、国や地域を超えたGBVの根絶に向けた協力につなげていきます。
報告書は下記QRコードから閲覧可能です。