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トピックス1
「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」参加者の取組
内閣府男女共同参画局総務課
「男性リーダーの会」には、女性活躍の推進にコミットする企業経営者等や知事・市町村長の約260名が参加しています。今回、２名の男性リーダーの取組を紹介します。（氏名五十音順）
世界の仲間と走り続ける
リフィニティブ・ジャパン株式会社代表取締役社長
富田秀夫
ロンドン証券取引所グループ（LSEG）のデータ部門を担うリフィニティブの日本法人が弊社です。LSEGが、社員がその能力を十分に発揮できる環境作りを重視しているため、女性活躍を含むD＆Iに対する取り組みは言葉を越えて、深く組織に浸透しています。女性比率を高める30％ Clubに英国で早くから賛同していますが、グローバル経営会議メンバーも含め目標をクリア。次は、すべての基準で40％以上の達成を目指しています。
コロナ禍において、全面的な在宅勤務をはじめ、柔軟な働き方をグローバルで実施し、家庭環境の差による影響を抑えて業務継続を実現。さらに、メンタル面での健康を保つため多様性のあるプログラムを提供するなど、世界の文化や知恵にも触れる機会となり、グローバル企業の強みを実感できました。
取り組みの中で、毎日1時間の「Me hour」と1か月に1日の「We day」は、日本でも特に好評でした。この時間は、一切の社内会議等から解放され、自分と向き合ったり、同僚と社会的課題について考える時間にすることが奨励されています。
採用面では、既に社員の約半数が女性であるものの、選考段階での「バイアス」をなくすため、公平な「職務記述書」作成ツールの導入、書類選考段階での応募者の属性非表示、面接官パネルの多様化など、D&Iへの先端的な取り組みにも挑戦しています。
D&I推進委員による社内ビデオ会議
「女」性が「喜」ぶ「嬉」しいまちへ
佐賀県嬉野市長
村上大祐
嬉野市は「日本三大美肌の湯」・嬉野温泉に恵まれ、女性を意識した観光地づくりに転換して再生しつつあります。一方で人口減少は深刻で、特に本市は若年女性人口の減少が著しいために、必然と将来予測は加速度的な下降線を描いていました。「住みやすさ」でも女性に選ばれなければ未来はない―。強い危機感と同時に、女性が輝くまちが新時代を切り開くという確信で動いています。
本市は「女性活躍」を政策の重点指標に据え、女性農業者の活躍をはじめ、オンラインによる専門家への子育て相談をいち早く取り入れたほか、隣接市と共同で出産・子育て後のキャリア復帰支援の職業紹介事業も予定しています。就任当初からの構想だった女性部長の登用も本年度実現しました。
女子スポーツ振興にも積極的に取り組んでおり、特に女子野球選手との交流を通じたシティープロモーションや女性活躍を応援する事業構想が高い評価を受け、昨年末、全日本女子野球連盟の「女子野球タウン」の第１号認定を受けました。公共のスポーツ施設に企業版ふるさと納税などの民間投資を呼び込み、更衣室やトイレの女性競技者やファンの目線を入れた改修も視野に入れています。
女子野球タウン協定の締結
「男性リーダーの会」について、詳しくはこちら
https://www.gender.go.jp/policy/sokushin/male_leaders/index.html
