「共同参画」2016年1月号
行政施策トピックス1
世界経済フォーラムが「ジェンダー・ギャップ指数2015」を公表
内閣府男女共同参画局総務課
世界経済フォーラム(World Economic Forum)が平成27年11月、「The Global Gender Gap Report 2015」において、各国における男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)を発表しました。本指数は、経済、教育、政治、保健の4つの分野のデータから作成され、0が完全不平等、1が完全平等を意味しています。2015年の日本の順位は、145か国中101位(2014年は142か国中104位)であり、昨年に比べて三つ順位が上昇しました。
このほか、各国における男女格差を測る主な国際的指数としては、国連開発計画(UNDP)のジェンダー不平等指数(Gender Inequality Index:GII)があります。GIIは、保健分野、エンパワーメント、労働市場の3つの側面から構成されており、男女の不平等による人間開発の可能性の損失を示しています。0から1までの値を取りますが、1に近いほど不平等の度合いがより高いことを示します。平成27年12月に「Human Development Report 2015(人間開発報告書2015)」で公表された2014年の日本の値は0.133で155か国中26位であり、低い妊産婦死亡率などの指標が評価された結果と考えられます。
※GGI及びGIIに関してより詳しく知りたい方は、下記のサイトをご参照ください。
GGI
(Global Gender Gap Report 2015)
http://reports.weforum.org/global-gender-gap-report-2015/
GII
(Human Development Report 2015)
http://hdr.undp.org/en/data