• 共同参画 平成27年10月号 [PDF形式:2.9MB]

8月、昨年に引き続き「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム（WAW!2015）」が東京で開催され、約40の国と地域、8つの国際機関から約150名ものリーダーが集まり、女性を巡る様々な課題について包括的に議論を展開した。私は「ワークライフ・マネジメント」分科会に参加したが、そこではITテクノロジーの活用が女性活躍に寄与することが大きな関心を集めていた。9月にベルリンで開催された「G7 Forum for Dialogue with Women 2015」（31カ国から約60名のリーダーが参加）においても、私が参加したグループでは、デジタルテクノロジーが女性の活躍に大きく寄与することが議論され、その推進が提言された。

8月には女性活躍推進法が成立した。これにより、国内でも女性が能力を発揮できる環境が整い、いよいよ働く場における女性の活躍が一段と進むと期待している。J-Winでは、ダイバーシティ＆インクルージョン（D＆I）推進のため、10年間のアワードの実績をベースとした診断ツールの開発を行った。来年４月より施行の女性活躍推進法に備え、このツールが極めて寄与するものと自負している。

国内外で盛り上がりを見せているこの女性活躍への機運を逃さず、より良い社会作りをいっそう加速するために、積極的に尽力していきたい。

＊本年は「北京＋20」。また、我が国が女子差別撤廃条約を批准してから30年です。