「共同参画」2013年 1月号

「共同参画」2013年 1月号

行政施策トピックス1

日本のジェンダー・ギャップ指数
内閣府男女共同参画局総務課

世界経済フォーラム(World Economic Forum)は平成24年10月、「The Global Gender Gap Report 2012」において、各国における男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)を発表し、日本は135カ国中101位でした(平成23年は135カ国中98位)。本指数は、経済分野、教育分野、政治分野及び保健分野のデータから作成され、0が完全不平等、1が完全平等を意味しています。本指数は、政治、経済分野などの男女格差に焦点を当てていることから、日本の順位は、これらの分野における日本の状況を反映したものと考えられます。

なお、各国における男女格差を測る他の主な国際的指数として、国連開発計画(UNDP)のジェンダー不平等指数(Gender Inequality Index:GII)がありますが、平成23年11月に「人間開発報告書2011」で発表された日本の順位は、145カ国中14位となっています。本指数は、保健分野、エンパワーメント、労働市場の3つの側面から構成されており、日本の順位は、妊産婦死亡率などの指標が評価された結果と考えられます。