令和7(2025)年6月15日から17日にかけて、カナダ・カナナスキスにおいてG7サミットが開催され、成果文書がとりまとめられました。
会合や関連行事等の模様は、首相官邸ホームページよりご覧いただけます。
各成果文書の全文は、外務省ホームページよりご覧いただけます。
1.成果文書
各成果文書におけるジェンダーへの言及箇所は以下の通りです。
【議長サマリー】
- カナナスキス・サミットでの議論は、ジェンダー平等による社会的及び経済的利益を強調したG7ジェンダー平等アドバイザリー評議会(GEAC) 及び全てのG7エンゲージメント・グループの報告を受けて行われた。
【移民の密入国への対抗に関するG7首脳声明】
- 移民の密入国は、マネー・ローンダリング、腐敗、人身及び麻薬取引等、我々のコミュニティの安全を脅かす他の重大な犯罪行為にしばしば結びついている。移民の密入国は、密入国者という脆弱な立場の人々を、 身体的虐待、性的及びジェンダーに基づく暴力、強奪、労働搾取、強制 労働並びに犯罪の強要を含む深刻かつ生命を脅かすリスクにさらす可能性がある。
【繁栄のためのAIに関するG7首脳声明】
- 我々は、女児及びグローバル化によって取り残されたコミュニティの住民のSTEM教育追求を促し、あらゆるレベルのAI人材プールにおける女性の割合を高めることにより、経済成長を促進し、 人材不足に対処し、機会均等を確保する。
2.ジェンダー・ギャップに関するG7ダッシュボード
教育、雇用・社会保障、起業、リーダーシップ、親密なパートナーからの暴力、健康・福祉、開発協力基金の分野について、前年から3指標追加し、18指標が採用されています。G7+EUの国内/域内ジェンダー平等の進捗を図表化しており、状況の推移(改善/悪化)やG7/OECD平均との比較における立ち位置が視覚的に分かり易くなるよう構成しています。(※G7間での順位付けは行われていません。)
-
日本のダッシュボードはこちら[PDF形式:3,234KB]
- G7(米国を除く)+EUのダッシュボードはこちら