女性活躍担当大臣会合(2021年8月 イタリア サンタ・マルゲリータ・リグレ)

2021年8月26日、G20では初めてとなる女性活躍担当大臣会合が開催され、丸川女性活躍担当大臣・内閣府特命担当大臣(男女共同参画)がオンラインで参加しました。オープニング・セッション、第1テーマ別セッション「STEM、金融及びデジタルリテラシー、環境とサスティナビリティ」、第2テーマ別セッション「労働と経済的エンパワーメント、ワーク・ライフ・バランス」、クロージング・セッションの4つのセッションにわたって女性活躍の課題について議論され、会合後、議長声明(英語[PDF形式:105KB]別ウインドウで開きます日本語仮訳[PDF形式:272KB]別ウインドウで開きます)が発出されました。また、今般のアフガニスタンの情勢を受け、アフガニスタンの女性に関する閣僚会合もあわせて開催されました。

丸川大臣はオープニング・セッションに登壇し、ジェンダー平等は、日本政府の重要かつ揺るぎない、確固たる方針であるという認識を伝えたうえで、経済分野における意思決定層への女性参画拡大やその実現のための官民連携の重要性について、以下のとおり述べました。

  • 日本では昨年「第5次男女共同参画基本計画」を閣議決定し、58の女性の登用目標を掲げた。その達成のため、例えば、中小企業への相 談対応やアドバイス提供、コーポレートガバナンス・コード再改定による企業の登用目標設定、情報開示やフォローアップ、公共調達において女性活躍を推進する企業の受注増大に向けた取組等を行っていく。
  • コロナの影響やデジタル化の進展に伴い、女性人材の育成や成長産業への円滑な移動支援のために再教育を行っていくことが重要。日本は、地方自治体における交付金を活用した女性デジタル人材の育成や、再就職・転職の支援に取り組む。さらに、女子中高生や大学生がSTEM分野に興味・関心を持ち進路選択ができるよう支援を行っている。
  • 人生100年時代が到来すると言われている中で、人生の中のあらゆる場面において女性のエンパワーメントを推進していくことが重要。
  • G20 EMPOWERの精力的な活動に敬意を表するとともに、来年以降もG20の枠組みの下で、G20 EMPOWERの活動が継続されることを強く支持し、来年の議長国であるインドネシアのダルマワティ大臣とも連携していきたい。

会合の様子1
会合の様子1

会合の様子2
会合の様子2

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