- 1 目的
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APEC男女共同参画担当者ネットワークはAPECにおけるジェンダー統合のため持続可能で有益な手法を与えるとともに、APEC内において男女共同参画は横断的な課題であることを原則のもと、「APECにおける女性の統合のためのフレームワーク」の実施状況をモニターする諸活動、貿易・投資の自由化・円滑化及び経済技術協力を通して、APEC エコノミーにおける女性の十分かつ平等な参加を促進。APECの各フォーラムや高級実務者会合(SOM)に対し、男女共同参画の問題に関する政策や実用的な助言を行っている。
- 2 背景
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- 1998年10月にフィリピンで行われた第1回女性問題担当大臣会合においてAPECの活動やプロセスへ男女共同参画の視点を取り入れるための特別委員会を設置する勧告が採択。
- 1999年8月の高級実務者会合(SOM)でジェンダー統合を推進するためのアドホック諮問グループ(the SOM Ad Hoc Group on Gender Integration: AGGI)が期限(2002年)付きで設置。
- 2002年8月にAGGIから、引き続きAPECの活動やプロセスに男女共同参画の視点を取り入れていくための男女共同参画担当者ネットワークを創設することをSOMへ提起し、承認される。
- 2002年9月にメキシコで行われた第2回女性問題大臣会合の共同宣言に、任期を終えたAGGIに引き続き、APEC内のジェンダー統合を進めていくため、APECに参加する全ての国、地域、フォーラム(委員会等)に専門家等からなる男女共同参画担当者を設置することが決定。
- 3 会議の開催場所と周期
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原則的にAPEC開催エコノミーで年1回の予定
- 4 参加メンバー
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21エコノミー(オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、中国、中国香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、パプア・ニューギニア、ペルー、フィリピン、ロシア、シンガポール、チャイニーズ・タイペイ、タイ、米国、ベトナム)等
- 第1回会合:2003年5月21~22日 タイ・コンケン
- 第2回会合:2004年9月26~27日 チリ・サンチャゴ
- 第3回会合:2005年9月5~6日 韓国・慶州
- 第4回会合:2006年9月13~14日 ベトナム・ホイアン
- 第5回会合:2007年6月28~29日 オーストラリア・ケアンズ
- 第6回会合:2008年5月17~18日 ペルー・タクナ
- 第7回会合:2009年8月7日 シンガポール
- 第8回会合:2010年9月23日 日本・埼玉県嵐山町
2011年に、APEC女性と経済の政策パートナーシップ(PPWE)が設立されたことに伴い、GFPNは活動終了。PPWEでの活動が女性と経済フォーラムに報告される。